動物病院からエリを連れて帰る
ヨメが起きて待っていてくれた
まだ温かいが、もう力のないエリ
まだ生きているような顔
盛岡で買ったTシャツ、随分着たやつを敷いてエリをその上に乗せる
いつものツチノコポーズ
よくこの格好で寝ていた
ヨメとエリを撫でながら話す
沢山泣いてくれた
話しているうちに、涙溢れる 感情が高ぶる
大声で泣いた、もう帰ってこないエリを目の前に
あまりにも突然で呆気なく そして早すぎた
全部俺のせい 長生きさせてやれなかった
ヨメ、少し寝る
エリを撫で続けた
撫で終わった後も、落ち着かない
ただ、部屋をうろつく
朝になり、娘起床 ヨメとともに
起きてヨメの顔を見て「なみだ」と、言ったらしい
エリの死を見せる よく解らない模様
チーズ、ジャーキーを添える
もう食べないエリのお口に持って行く娘
実家に電話 祖母ちゃん帰ってきているらしい
エリに会いたいという事だった
日中はこの家の2階は熱くなるので丁度よい
実家に連れて行く 私のTシャツと、吉田動物病院で貰ったタオルで包んで
涙溢れる祖母ちゃん
仏壇の前に寝かせておいて貰う
祖母ちゃん、エリと食べていたというお菓子を ナボナ 添えてくれと
案の定こんなものを与えていた
チーズと添える、俺の数珠もエリに持って行って貰う
仕事をしに帰る 木曜日、患者少なし
途中、ま心ペットセレモニーに電話 今後どうするかを決める
葬儀社の人と話し終わると実感が湧いたのか 泣いた
最初、土曜日にやってそれから宇都宮のセミナーに行くかと考えたのだが
ヨメにも諭され、この日中に行う事にした
仕事、12時頃に終わらせる
実家にエリを迎えに 偶然弟が帰って来ていた 会わなかったが
妹、母 エリは綺麗な顔をしていたと言ってくれる
再び家に連れて帰る テレビの前、ソファーの前に寝かせる
だいぶ冷たくなった
いつもなら娘の昼寝の時間だが、葬儀社に向かう
たんたんと事が運ぶ 棺の中で可愛く着飾るエリ
エリのチーズ、ジャーキー、モッツァレラチーズ、私の数珠 そしてTシャツをあげる
花を飾られる
お経は般若心経、聴きなれぬ経だった
エリ、犬としての役目を終えたと告げられる
その後、最後に顔を見せて貰う
火葬の為に暗い部屋に、エリを乗せた車 家族で押す
娘は暫く、エリは穴に行ったと言っていた この部屋の事だろう
1時間ほどで終わるという
松原清松堂で吉田動物病院にあげる六方焼きと、自分たちの菓子を数個
草餅食べる 暫くポトフの汁しか啜ってなかった
葬儀社でエリに再会 白骨
綺麗な骨だった
骨壺に収める 初めて愛犬をこのような形で荼毘に付した
残っていたエリの歯をお守りに入れて貰う
如何にも自分が持つのにふさわしいお守りかもしれない
今後、どうするかは未定
墓石考えたが、厚化粧の坊さんに諭される
確かに家に墓は無いものだ
その後、吉田動物病院に
エリのお礼、思った以上に安い治療費の支払い
何も言わず、別室に通して下さった
涙溢れる
もう一日早く気付けたら と言う言葉もやさしく受け止めてくれる
医療とはかくあるべきものと教わった気がした
今後はあらゆる態度を反省し このような医者になるべきである。
エリを通じて教わった
静かになった家に帰った
この日、庭に居てヒヨリちゃんに会ったのでエリの事告げる
翌日、お母さんと花を持ってきてくれた
結婚する前からの付き合い
診療室に隠れ、泣く
土曜はカフェ仲間のマサコちゃんが偶然治療に来てくれた
エリの事告げる
少し前にはマスターも来てくれていたし
この後、バニラちゃんのママもしばらく通院する事になる
エリが呼んだ そんな気すらした
お久しぶり
Re:お久しぶり