今回の合宿もいろんなことを習った
いつも同じような型ばかり習ってるのにいつまで経っても発見があるものである
陳式太極拳の有名な技に「七寸靠」という有名な秘儀があるのだが、套路(型)の中には名前が出てこない、地面から七寸の高さの体当たりをするという技なのだが現在の型のどこに含まれているのかな~と思っていた
すると、必ずやる型で、かなり有名なところだったと判明・・・赤面ものだった
もうすぐ太極拳歴20年になろうとしているものがこんなに知識無いってのも恥ずかしいかもしれん
この会に入って長いし、会の信用ってものにも響くのでは?
今後はもうちょっとそこら辺にこだわっていいような気がした
話は変わる
職業病だろうが、去年の暮れに首と背中を痛めてしまったので、今年は站椿(たんとうと読む、中腰で立つ)の姿勢から注意して、とことん姿勢を気にしてみた
ちょっと直されるととても気持ちよく立つことができる
特に先生の治し方は「緩む」ように直してくれるので立つのが気持ちよく感じられるほどだ
空いた時間に兄弟子にも時々チェックしてもらう 今年は姿勢にとことん気をつけようと思う
さて、合宿の楽しみは宴会もある
宴会の時に「今年は遅れてきて早く帰るので物足りない、福島の合宿にも行こうと思います」等とつい言ってしまう
行かなきゃマズそうな雰囲気にヤベェこと言っちゃったのではないかと冷たい汗が滲み出そう
で、最近は練習より宴会が楽しみになってきていてなんかマズイな
酒飲んで騒ぐというのもそこそこ楽しいのだが、酒が入った状態でいろいろ聞くのも楽しい
特に先生の先生である陳小旺先生など、陳家溝の伝人に実際に会ってるような人達の言うことは格別に楽しいのである
たとえば、及川先生と一緒に中国に行き習った兄弟子
鄭州のホテルで小旺先生に突きを入れてみろと言われて思いきり突いていく
すると拳を当てた次の瞬間に天井が上にあった
倒されていたそうである
だが、この兄弟子もうまく受け身をとった
すると小旺先生、大丈夫だと判断したのか今度は後ろから思いきり首を極めてみろとおっしゃったそうである
言われるままに思いきり締める
形としては完璧な羽交い絞め、腕は首に食い込んでいる
だが、何故か極めている気がしないらしい 形は極まっているのに
それでいいかと小旺先生に言われる 形は極まっているので「いいです」
と返事した次の瞬間に・・・兄弟子の背中は床に着いていたという
普通では考えられない事が・・・達人相手だといろいろ起こるものだ
こんな例を挙げていると枚挙にいとまがないが・・・
それでも人を1人介して聞けることが多い、できれば自分で体験したいところでもあるが、聞いたことはなるべくブログにメモ代わりに書いていくことにしようと思う
・・・まだ続く
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