あってはならないことだが、太極拳を習っていたのが役に立つということがある。
こないだ書いたが、犬に噛まれそうになった時とか・・・
玄関に置いてある大刀と剣
軒先のはみでた雪を切り落とすのに役立てている。
実は学生時代にも役に立ってしまったことがあった。
あれは、夜中の4時半頃だったか(世間では早朝と言う)
部活動のコンパを終えて一人帰路につく私。
春だったか
その時間の盛岡は冷える・・・
しかしながら、まだどこかに人が立ってたり、酔っ払って歩いてるような人もいるのだ。
なかには、飲み屋のバイト帰りとかも居るんだろうな。
人影が見えた・・・二人いる
少し離れた所で暗いので顔はわからない。
別に警戒せずにその場を通り去ろうとした瞬間・・・・
いきなりそのうちの一人が私に向かって突進してくる!
タックルしてくるつもりだ!
酔ってるのか? 何の冗談か?
いや・・・
コイツ本当にやる気じゃん!
後に下がっても無駄だ・・・相手は走って突進してきている。
横に避けるか?しかし、相手は手を広げているし、私も酔っている。
と、考える前に体が動いた。
半歩踏み込んで、タックルしてくる相手の頭を腕で突き飛ばす・・・
陳式太極拳第二路(早い方)でこんな型があるのだが、とっさに出た。
もんどりうって相手は倒れる・・・
ここで、踏みつければ終わり・・・でも向こうにもう一人いる。
逃げました・・・コワいし。
しかし、踏まなくて良かったかも。
陳式太極拳って震脚っていう脚を激しく踏みつける動作が多くある。
特に右足で踏むことが多いのだが・・・
従って、私は右と左で踏みつけたときの威力が違う・・・
音が全然違うのだ。
実家で練習してて石畳(薄いけど)壊して親父に叱られた。
何日も同じ場所でやってたからな~
人なんか踏んだらヤバイことになってたかも知れない。
ちなみにその時のコンパ・・・
一人で帰った女の子いたらしい・・・ヤバすぎ
誰か送ってやらんかい!と後日、部室で叫んでる私がいた。
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