兎も角も今日は早いうちに帰る
午前10時をめがけて宿を出る
盛岡なのにそんなに寒くない
コートなしでも充分だった
到着したのはここ
カワトクデパート
何年か前に、盛岡のじゃじゃ麺の元祖 「白龍」(ぱいろん)が入った
おかげで日曜日でもじゃじゃ麺が食える
で、そのじゃじゃ麺・・・
食い方が独特なので、出来れば玄人っぽく食べたいものである
この通りメニューには 大、中、小 と書かれているが
「じゃじゃ麺の中下さい」と云うのはいかにも素人くさい
私は学生時代にシュンにじゃじゃ麺の食い方を直伝された
盛岡の食い方である
呼び方は 大盛り、普通、小盛り である
わざわざ「じゃじゃ麺」と言う必要もない
席に着き「普通」と注文
暫く経ってじゃじゃ麺が出て来る
ブログのために写真など撮ってると素人と思われがちな私だが・・・
写真撮り終わるとこれに薬味を・・・私は酢を味噌の上で3回廻し、ラー油をだいたい小さ3杯分 横に着いてくるショウガをのせて・・・
これをかき混ぜてぐっちゃぐっちゃにする
この時、なるべく味噌は飛ばさずにかき混ぜたいのだが・・・
多少飛ぶのはしょうがない、御愛嬌だ
そしてひたすら貪りつく、良い音もたてる
具や麺を少し残す人が多いが・・・私はなるべく綺麗に食べる
残っているのは端を一口齧られた紅ショウガのみ
そして目の前にある生卵を・・・
片手で割る、このスムーズさが重要だ
で、それを箸でかき混ぜて「お願いします」と箸をつけて出す
ここに茹で汁と、味噌そしてネギを入れてくれる
卵スープ「ちーたん」だ 「ちーたんたん」が正式だがちーたんと習った
学生時代は仲間5~6人で食いに行って全員がほぼ同じスピードで食って一緒にちーたん・・・
このとき、誰のちーたんか解らなくなりがち その時のために紅ショウガを齧っておくのである なるべく人と違う齧り方で
両端を齧ったり、2口齧ったり、3口齧ったり
その時の名残で1人で食べに行っても必ず紅ショウガの端は齧るのである
そしてちーたんに味付け
大きく醤油派と塩コショウ派に分かれるらしい
じゃじゃ麺を食べまくった挙句、私は醤油派になった
醤油を小さじ一杯強に一味唐辛子を2~3回振る
ちーたんの食い方としては珍しいかも・・・
で、もともとちーたんはレンゲなしで飲むものだ
ちーたんをすすり終わったら割った卵の殻とお冷のコップを皿に入れて
「ごちそうさんでした」と皿を返すし勘定に行く
ここまでの流れを滑らかに行う
横の人がチラ見してきたり、時に「おぉ」と小声で感心する声が聞こえれば一人前だ
にしても最近は色んなトコでじゃじゃ麺がくえるみたい
いくつも目に入った
みやけんが言うには東京でも食える模様
たまに懐かしいので食いに行くらしいが、細かく説明して来るらしい
が、彼も盛岡でその技を習得してるので その説明がウザいことこの上ないと言っていた
まあ、東京行った時にじゃじゃ麺食おうとは思わないだろうな・・・