やがて披露宴が始まる あでやかな着物に身を包んだ花嫁
美人と結婚するとはなんてヤな奴だ
聞けば宝塚に居たと云う娘さん
元宝ジェンヌ?ふざけおって辻木め
しかもスゲー良いトコのお嬢さん 北陸では知らぬ者なしって会社
いや、北陸どころは日本でだな・・・
辻木め、遊んでて酒を飲む生活をおくるつもりか
ここで、後輩の辻木君の事について触れておく
彼とは、医科学生オケで知り合った 私とは大学が違い 同じファゴットのパート
中学高校でオーケストラやってたという
全日本の医科オケは彼は1度しか出ていない
が、北日本の医科オケは毎年参加していた
少々変わり者というか、個性的なヤツであるが、底抜けに良いヤツだと云う事は間違いない
口の悪い私とは違って、彼は人の悪口など言わないヤツだ
卒後、暫く連絡が途絶えていたが 私が富山に帰って来て暫くして再開した
あるコンサートを聞きに行った時に会った
最近になって彼が富山県の病院に勤めるようになり、住み家が近くなった
仙台フィルハーモニーのコンサートがこちらである時等、こまめな彼は日程を教えてくれたりする
時折呑みに行ったり、いつぞやは仕事終わった後に急に彼が訪問してきた事もあった・・・そんな仲である
実家は11代続いた京都の老舗の薬屋だと云う
すげーな、ウチも19代だが流石に本家じゃないわ もっとも本家はこっちに居ないような一族である
で、その辻木君が紋付き袴という姿
彼の家紋を見るいい機会と思って近づくも、借り物の衣装で家紋は違うと云う事だった
私の時もそうだったが、家紋をつけるだけで別途料金とられるわけだし
良い判断だったと思います