粗雑なインプラント治療が原因で いわゆる治療ミスが頻発していると
まあ、いずれ問題にはなるだろうとは思っていた事だった
最近になって、書籍にもなっているのだが・・・
あの訴訟王国アメリカ等では、現在 歯科で最も多い訴訟がインプラントによるものである・・・というのは結構以前からの話らしい 後輩に聞いた
日本はアメリカに対して・・・まあ10年は遅れるだろう
なにしろ、医科歯科に関するものごとの決定に医学の素人があまりにも携わるという無意味にして害悪な政治体系であるから
で、現在の日本の歯科一般で訴訟と言えば麻酔と投薬がその上位1,2を占めると言われているが・・・
インプラント治療が横行するようになって久しいのでそのうち上位に食い込んでくるような気はしていた
なにしろインプラント治療は治療体系として確立されていないのではないか
私も学生時代にインプラントについては習った
が、特別講義で、外部からの先生が講義をしていた
もちろんそんな状態なので実習は無い
その後、開業し セミナーを受けて教わり、実習をやった
が、導入には至っていない
導入にもそこそこ良いカネがかかるのが一番の理由だが・・・
現在やられているインプラント治療の大半がこんな感じであろう
社会問題になるのは時間の問題であると思っていた
が、もし 将来自分が歯を失ったらどうするか?
おそらくインプラント治療をして貰うだろうと思う
そもそも医学というのは人類が長い歳月をかけて体系化して
誰もが学べる学問となり 私のような凡人でも扱えるようになったものである
その中で「良い治療」の定義とは 一定水準のドクターなら誰でも扱えるまでに昇華されたものではなかろうか?
言ってみれば、学問としてのインプラント治療はまだまだヨチヨチ歩きなのであろう
一般的な安全な治療となって行くのも、目に見える近い将来の話であると信じている
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