来院される患者さんの中に たまにこちらも診断のつきにくい方が居られる
「虫歯ではない歯が痛い」のである
痛みも、しみたりしみなかったり・・・・
噛んだ時に痛い、いつも痛いわけではない・・・
だが、「歯科医院」等と言う敷居の高い場所へ来られると言う事は
それくらい「痛い」事に違いない
しみる人であれば、薬を一層塗布したり
噛んで痛い人は少し削って噛み合わせを調整したりする
だが、数カ月してまた来院される
そんなパターンの方が居られる
こういう方は「ブラキシズム」の疑いがある
ブラキシズムとは「歯ぎしり」や「咬みしめ」等の習癖の総称である
これが結構クセモノである・・・
と今までは認識していたがそれは間違いであった
これはかなりのクセモノである
一昨年からウチの医院へ 時々歯のクリーニングに来ておられる患者さん
虫歯は一本もないという羨ましい口の持ち主であった
ところが、ある日「痛い」と来院される
奥歯がグラグラしていた
結局その奥歯は抜かなければいけなくなったのだ
虫歯は一本もなく顎もガッシリした人だったにもかかわらずである
原因は「ブラキシズム」その時になるまで歯軋りがあったことを見抜けなかった
これにショックを受けてしまった
が、同じ間違いはしたくないので それ以来そこに注意して診察していくと・・・
思った以上にこの病癖がある人が多いことに気付く
しかも、痛くなるところは歯であったり歯茎であったり顎であったり
頭通や肩こりとして症状の出る方も居られる模様
それ以来この医院ではマウスピースやナイトガードを作ることが多くなった
結構劇的に治る事が多いのがうれしい
この話、長くなりそうなので続きます
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