富山の街はやはり繁華でいい
たまには高岡じゃなく富山で飲みたいと、常々思っているのだが
高岡さえあまり飲みに行かない生活をしているので 飲みに行くには勢いが必要だ
その後輩、土曜も遅くまで診療している
仕事が終わる時間を見計らって電車で富山へ
待ち合わせていたグランドプラザにはラーメンの屋台が出ていた
この寒いのに屋台のラーメンはちょっと考え物だ
寒さは最高の調味料だとは思うけど
寒さに負けてスターバックスに入ってホットのカフェモカを注文していたら件の後輩がやっていきた
合流して、私が目星つけといたスペインバルに行く
バルで飲むには少々寒いが、新婚旅行で行ったスペインが忘れられない
中に並んでいるワインを見ると、県内では有名な魚津のエスポアからワインを買っている模様
探せば美味しいリオハのワインが見つかった事だろう・・・
が、この店
後輩は2度ほど入ったことがあるという
しかもどうにも中の雰囲気は学生向け
いや、そんなところで飲むのも好きなのだが、せっかく奢ってやるのにこいつが入ったことのある店っつーのは先輩としてのプライドが少々許さない
一杯だけ飲んで出る まあ、エゾ鹿の生ハムなんて珍しいもの食えたので良し
しょうがないのでタクシー呼んで(富山は流しのタクシーがない)出た先は
待合室に置いてある地方紙で目を付けていたもう一つの店
少々お高めな気もしたが ここは太っ腹なところを見せておく見栄っ張りなワタクシ
この店はなかなかいい店だった
鶏と牛が売り物らしい ワインもそこそこ取り揃えていた
ドンペリが3万・・・なぜあんな対して美味しくもない酒にフルコース6回も楽しめるカネ払わなきゃなんないのか
当然そんなものは奢らない
兎も角も酔う前に本題
ポケットに忍ばせてきた患者さんの模型を取り出す
実はこの後輩 ある分野の専門医として大学で長年修業を積んで最近富山に帰ってきて開業した
その分野で最近悩んでいる治療があったので、質問したくてわざわざ呼び出したのである
・・・で、流石はエキスパート
必要以上に色々教えてくれた
むう・・・これなら早速患者さんに電話して治療開始だな
だが、翌日 シラフに戻ってよくよく考えてみる
電車賃と奢った飲み代ー治療によって手に入る報酬
大赤字間違いなし
・・・まあ、いいんだよ 楽しかったし