やはり、いらっしゃるのである・・・
予約の日に来ないで、
こじらせてこじらせて、散々こじらせてから来院する患者さんは・・・
まあ、歯科医院をやってる限りは当たり前の事、そんな程度は想定内として治療に望むのだが・・・
だが、炎症の強い歯ほど麻酔が効きにくい。
だから、治療を計画して来院を薦めてるのに・・・
私も麻酔が効きにくい体質だから、よく判るのだ・・・あの辛いこと。
酒ばっかし飲んでるからだろうか?
治療の途中で麻酔から覚めてくるし・・・
歯の痛みってのはガマン出来ない、
痛みに耐えかねた男が歯を拳銃で撃ちぬいたなんて笑えない笑い話も存在する。
だからこそ、酷くならないうちに治療をすることを薦めるのである、
われわれ歯科医師は。
定期的にクリーニングに来られる方が一番ありがたい。
たとえ虫歯ができていても、麻酔せずに治せることが多いし・・・
しかしながら、もうどっしょもない状態の人・・・
麻酔が効かない効かない、自分もこうなんだな~と恐くなる。
「痛いっ!」
って泣きそうな顔になる。
新米の頃はコレに弱かった、思わずビビッて手が震える。
治療は遅くなり、患者さんはもっと痛い。
流石に最近は私も強くなった、
歯科医師としての経験を積んで、こんな時には集中し、あることを思い出して思い切って治療に臨む。
一瞬痛いがその後には天国があるのだ。
思い出すあること・・・
学生時代の教科書に書かれていた文だ。麻酔科の教科書だったか?
「我慢できる痛みは他人の痛みだけである。」
ブラックユーモアにしか聞こえないこの言葉・・・
実はもっと深い意味があることが、歯医者やって年数が経つ毎に解るようになるのだ。
言葉ではなく心で理解できるようになる。
頭じゃなく肚で理解してくるのだ。
教科書ってのは流石だわ
しかし、こんな風に本音を書いてる歯医者のブログって少ないだろうな~
ひとこと
Re:ひとこと
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