最近はそんなに見かけないが、銀歯の取れた歯に正露丸を詰めてくる人がおられる
民間療法としてそれはどうなのか
根管治療で利用されるものである
ようするに、神経の治療だ 抜髄(神経を抜く)した後にこれをワッテに浸して入れておく
鎮静作用と消毒作用があるのである
使われているものはグアヤコールとかクレオソートとか言われているモノだ
要するに、正露丸の主成分である
つまるところ、銀の詰め物がとれた部分に正露丸を入れておくという民間療法は、痛みを出さないためには有効なのであろうと思われる
学生時代に教授も言っていた
しかしながら歯科領域では、誤まってこの薬剤を粘膜に付着させてしまった場合、よく洗浄しておくのが普通である
なにしろ劇薬である、高濃度な防腐力が粘膜に害をおよぼし潰瘍をつくったりするのである
まあ、口の中のチョッピリの潰瘍だ 別にほっといても数日で治るのだが・・・
しかしながら、ドクターは少々気を使っているのが事実である
で、それと同じ成分のモノを歯に詰めておいて、周辺の軟組織 つまりは舌や頬の裏側の粘膜に異常をきたさないものか?と心配になるのも事実である
最近やられていないのは、このようなことがあるからだろうか?
まあ、しかしながら正露丸
なにより臭いので口の中に長時間入れておくのは耐えられないかもしれない
最近やられていない一番の原因はそれではなかろうか?
ところで、私は紅茶が好きで色々飲んだ事がある
結局一番よく飲むのは、中国のキーマンになってしまうのだが
正直あれが一番美味い
が、中国の紅茶で有名なものでもうひとつ
ラプサンスーチョンという紅茶がある 飲んだ事のある人ならお解りだろうが、この紅茶のにおいはまさに「正露丸」そのものである
一度、横手に住んでいる時 先輩の井之口さんに出したところ 口元まで持っていき
「うっ・・お前!」
と叫ばれた 私が何か悪ふざけしたのだと思われた模様
一応高級と言われるお茶なのだがな
しかし、そんなわけで 腹の調子が悪い時になんとなくこの紅茶飲んでしまうのである 効くとも思えないのだが・・・
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