実は最近、漢方薬の勉強をしている
近代医学に無い考え方、なかなか難しいが面白い
症状ではなく、患者の体質で診断し投薬する
患者それぞれの体質を見抜く目は、特に我々歯医者だと近代医学よりも難しいかもしれない
面白かったのは、「漢方」とはいかにも中国の感じがある
が、これは 蘭学が入って日本の医学が変わってきた
その後に、もともとあった日本の医学を分別して「漢方」と呼ぶようになったものであると言う
ようするに、漢方とは 日本の医学であるということだ
で、ざっくりと患者が実証か虚証か
実証とはがっちりした体形で、声が大きく 暑さや寒さに強く多少の空腹も平気 便秘傾向もあるとか・・・
虚証は華奢か水太り、声は小さく暑さ寒さに弱い 空腹が辛く食べ過ぎで胸やけ、甘い物を好み、寝汗をかきやすい
・・・そうである
全部が当てはまるワケではなかろうが、それで出す薬が違ってくる
他にも寒証か熱証か 要するに寒がりか暑がりか
水毒(水の偏在、むくみを証じる)体質かで変わる
で、ヨメ 葛根湯を飲んでいたが どうも体質として葛根湯は合わないのではないか?と思われた
葛根湯は熱証向き、ヨメは寒証である
なので、寒証の葛根湯と言われる桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ)
を飲ませてみたところ一度の服用で効果が認められた
そして、前回の記事に書いたカフェ・ワンポイントの飲み会
先の飲んでおけば二日酔いになりにくいという横連解毒湯を飲んで行く
すげーマズかったが・・・
普通は飲み会の次の日は酒など飲みたくなくなる
「酒の無い、国に行きたき二日酔い また三日目に帰りたくなる」
等という川柳がよく解る
だが、飲み会の翌日 暑さも手伝ったがビールが飲みたくてしょうがなくなったのである
こんなことはじめてだ 酒の量は少し抑え気味だったけどそれなりに飲んだ筈
恐るべき、漢方・・・
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