イメージとして、歯医者というのは一日中歯を削ったり抜いたりしているものだと思われがちではないだろうか? まあ、確かに削らない日は無いけど・・・
しかしながら、我々にしたって何も抜きたくて抜いているわけではないし、削りたくて削っているわけでも無い
それ以上どうしようもないから、そのような残酷な行為に手を染めているのである
一日中、予防的処置 つまりはフッ素塗布やブラッシング指導、歯石除去などだけで済めば、なんと理想的な世界であろうか
しかし、現実はそんなに甘くは無い
虫歯は一度なってしまうと治らない病気なのでしょうがないので削る
はたまた神経が炎症を起こしてしまうと治しようがないので神経を抜く
更には残しておくとマイナスにしかならなくなった歯はしょうがないので抜く
そのような、不本意な行為を今までに何度行ったか 数えてる歯医者は居ないだろう
しかしながら、例えば「削る」という判断 歯医者によって差があるのが事実である
ちょっと前に視たTV NHKの「ためしてガッテン」
歯の溝にごく初期の虫歯があった写真を歯医者に見せた
この歯をどうするか?複数の歯医者に聞いていた
結果は約半数の歯医者が「削る」といいもう半数は「削らない」と答えた
写真を見る限り、私なら「削らない」判断をしただろう
アレを削るのは如何な物かと思う写真だった
同じ大きさの虫歯なら、削る判断は患者の状態によっても異なる
たとえば、他に虫歯が少ない人なら「削らない」
これは、その人がしっかりと歯を磨く人である 虫歯になりにくい体質の人であるとしたら、無理に削って人工物に置き換えることはかえって良くないからである
しかし、虫歯だらけでロクに歯を磨かない事が見て取れる患者なら削る
削るメリットは2つ、後顧の憂いを残さない事 もうひとつは歯医者が儲かる事だ
儲け主義に走る歯医者は削りたがるだろうなぁ
そのTVで見る限り、削らない方が良さそうだと思ったが、やはりその虫歯はその後大きくはならなかった 私の考えは正しかったと胸をなでおろしたものだ
もうひとつ そのTVでも言っていた重要な要素
歯医者に頻繁に通院する人なら「削らない」のである
「虫歯」という重要な病気・・・しっかりと歯科医師の管理下におくことが大事である
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