世の中でマウスピースと言えば格闘技や球技等・・・
スポーツをする場合に怪我から守り、力を出すことのできる優れものであることが 最近やっと知られるようになってきている
友人にもスポーツ歯学を学んでいたり・・・まあ、私もそれから教わったのだが
しかしながら、人間 集中したい時というものは
むしろスポーツよりも絵画や音楽などと言った 言わば文化的なものの事が多いのではなかろうか?
集中して、絵や字を書くとき等 やはり無意識に噛みしめている事が多い
しかも結構長時間である
こーゆー時間を多く費やす人はスポーツをする人よりもむしろマウスピースが必要なのではないか?と思う
実際に、ある日の夜中に電話がかかってきた
近所の方なのだが、絵を描く人である 顎が痛いということ
すでに夜も遅く、酒飲んでいたのだが 即座にマウスピースを作り装着
その後痛みが消えたとか・・・
咬むときに使用される筋肉は顔から頭にある
これが直接頭痛になったり、近いところで首や肩に響くのである
より繊細で文化的なことをやる人もマウスピースがあったほうがいい
だが、このことはスポーツに比べてあまり提唱されていない・・・なぜだろう
こーゆー文化的な事に対して理解のある歯科医師が少ない事が考えられるのではないだろうか?
例えば私は毎年同級生と顔を合わせるが・・・
文化的な事に理解の深いヤツは居ない・・・強いて言えばこの自称インテリの私くらいであろう
考えてみたら私以外は、皆クラブ活動も体育会系であった
皆、無粋無骨な非文化的野蛮人と言ってもいい
あの毛越寺を実際に見て感性を欠片も刺激されないような・・・いわば芸術的不感症とも呼ぶべき者さえいる
芸術面に携わる人間の気の使い方や繊細さなどに思いをはせる事が出来ないのだ
私をちょっと取り上げてもそうなのであるから・・・
おそらく歯科医師という人種自体がそうなのだろう
情けない話ではあるが、だからこそ
スポーツ、芸術の両面におけるマウスガードの重要性を声高に叫ぶのは
私のような、(自称)文武両道な(自称)インテリドクターの義務であるような気がしている
こーゆー記事書いて、後から同級生のブーイング的な感想を聞かされる羽目になるのは今に始まった事ではない
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