お得意様になってしまった、
休日が雨でエリの散歩が出来ないとよく来るのだが・・・
ちょっと前に尋ねた折、その店の人のお兄様が
東京フィルハーモニーのトランペット奏者であると判明した。
店の方は私の職業を知っておられるので、そーゆー会話になったのであるが・・・
なんでも前歯の治療をして以来、感覚が変わってしまったらしい。
プロの奏者にとって、かなり辛い事だろう。
もし、私のところにそんな方が来られると緊張である。
岩手や静岡に住むデカシリーのない粗野な友人たちのほうが何の抵抗もなく治療してしまいそうだ。
ことの重大さを知らないほうが幸せかもしれない。
何でも、虫歯のために神経を抜いて、差し歯にした・・・とか。
なるほど・・・
被せ物をすると唇の感覚が大きく変わる。
普通に治療する場合、それはしょうがないことだと割り切ってやる。
少なくとも歯医者が虫歯を作るわけではないのだから。
だが相手がトランペットのプロとなるとちょっと困る。
プロなら歯を大事にして虫歯や歯周病にならないように気をつけなくてはいけないのだが・・・
まあ、一度虫歯になってしまってはしょうがない。
これは、どんなものを被せようが以前と変わってしまうことはしょうがないのだ・・・
だが、少なくとも私がやるなら、治療前の状態を出来る限り維持するか・・・
さもなくば、治療前の状態の模型を採っておき・・・なるべく治療前の状態に近づけるか・・・
そーゆーことをやっておかなくてはいけないだろう。
しかし、まかり間違って私の医院にセルゲイ・ナカリャコフが前歯折って駆け込んで来たら・・・
手ぇ震えて治療なんて出来ないかもしれんな・・・
まあ、楽器の演奏者さんは年に4~6回の割合で歯科医院を受診したほうがいい。プロなら絶対
歯医者も相手がプロ奏者の場合、毎回印象採得していいと思います。
事故って折れないとも限らないので。
無題
Re:無題
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