金沢でのデンタルショー
セミナーを聞いてスグに向かった音楽堂
米朝一門の落語を聴きに行った
ざこばの噺が終わって休憩になる 来たばかりだから休憩要らないんだが
1階席の中央あたりで聴きたかったが、遅刻したので2階席
それならいっそと 普段とは別のアングル上手の上の方から観ることにする
こんな角度で落語聴くのも面白い経験だろう
休憩が終わって漫才が始まる 西川のりおと上方よしお
私が小学生の頃に漫才ブームがあって、この二人はよく見たな
積極的に漫才みたいとは思ってなかったが 今になって生で見ることになろうとは思わなかった
大いに盛り上がった後、南光が出てくる
第一声で あんな漫才されると後がやりにくいと・・・
なるほど つまりそれ以上に盛り上げてくれるかな
最近になってこの人の落語が非常に面白く感じる
まくらから好きである
やったのは「義眼」 これは初めて聞いたな 短めだった
ここでまた休憩が入る
そんなに休憩ばかり要らないが喉が渇いたのでコーヒーを
そしてゼンジー北京のインチキマジック この人も初めて生で見るな
有名な人達ばっかりだった
しかしながら、終演が16時30分ごろとあった・・・
いくらなんでも長すぎないか?1時間以上
これはもしやと期待
黒紋付きと袴で出てきた米團治
やはり・・・
「地獄八景亡者戯れ」であった
そろそろ人間国宝の桂米朝が亡くなって一年 どうやら追善公演らしい
まさかこの大ネタを生で聴ける日が来るとは思っていなかった
やはりこれで3000円は安価い
話が進み地獄の寄席に・・・
米朝はここで「桂米朝近日来演」としていたところ
息子の米團治が「去年まで近日来演だった」と・・・なんかここで感慨深くて落語聴いてたのに泣けた
マーラーの交響曲並みに長い話だが、楽しく聞いていると時間が早い
閻魔大王の登場 一芸に秀でるものは極楽に・・・という場面
上から見ていて解ったのだが、少し前に舞台装置が動き 奈落の下で誰かが待機していたのが解った
やはり、折角だと面白い位置に居て良かった
だれが出てくるのかと思いきや オーケストラアンサンブル金沢の弦楽アンサンブルが出てくる
流石はモーツァルト好きの米團治だった
生まれ変わりだっけ?
アイネ・クライネ・ナハト・ムジークの弦楽四重奏
ゲストを登場させる落語なんて初めて見た
折角なので「ブラボー!」と叫んでみる
普段はコンサートでもやらないが たかが(と言っては悪いが)弦楽アンサンブルに・・・
すると米團治が 「亡者の中で一人ブラボーを言った者がおる、わしの芸でも無いものを」
と、拾って会場を沸かせてくれた
もう最高の気分
その後アンコールにジョップリンのエンタテイナー
米團治の指揮が少々下手だったのはまあしょうがない
しかしながら、普通の寄席では見ることの出来ない音楽堂ならではの演出で よもや地獄八景観れるとは思わなかった
会場も大いに盛り上がりすごく楽しかった
この十数年滅多にない、格別な誕生日だったと思います