今月のケータイ電話代はかさみそうだ。
最近、先輩と後輩からよく電話がかかってくる。
そのまま出る時はいいのだが、タッチの差で出られなかった時はこちらからスグにかけなおす。
ハナシはちょっと長くなる。
この二人、そろそろ開業なのだ。
私の開業は、平均よりもやや早いほうだったので、今後もこんなことあるかも。
ここだけのハナシ、成績優秀者はなぜか開業が遅い。
早いうちから開業してバリバリ儲けている先生は、学生時代は授業をサボってパチンコ三昧とか 席はいつも出入り口付近に座り、頃合を見て授業を抜け出しているようないわゆる「ちょい悪」「要領のいい奴」が多い気がする。
先輩は今週末に開業予定、3月に会った時に開業のハナシを匂わせていた。
その後、順調に行ったようでこの間の土曜に医院の内覧会をやったよう。
この先輩の祝いに何を贈るか考えた
内覧会の日に花が無ければ淋しいだろう。花にしようかと考えるが・・・
私は流儀として酒を贈ることが多い。見た目すごくゴージャスなやつでドンペリより美味いのを(値段は秘密)。でもあまり飲まない先輩だし・・・
考え抜いた末、良いものを思いつく・・・もうこれしかない!って物だ
この先輩に、それが届いたら写真とって送って下さいと言っておいた。
この人が忘れずに、そのようにしてくれれば週末以降に発表します。
一方後輩は今ひとつテンションが低い・・・
1から建てたわけではなく、以前も歯科医院だった所を改装してオープンする。
前の先生は引退されたよう。
そのせいだろうか?それとも彼の性格か?
いまひとつ緊張感が無い、なんだか久しぶりに職場を変わる・・・って感じにしか思ってないような・・・。
しかし、こいつの開業日は「たぶん20日」だそうだ。
この数日は流石に焦ってきたようで、頻繁に電話がかかる。
思い出したけど、私も紹介状作るのを忘れてて開業数日前に焦って作ったものだ。
友達は多いほうなので、何人かに見せてもらって参考にした。
人にやってもらった事・・・今度は私の番だろう。
しかし、私以外にも聞いておくべきだと思う。
ちょっと思い出した事がある
卒業してスグに大学に勤めたが、その時に大学内で6年生の後輩、島尾君とハナシをしていた時のことだ・・・
「俺にとって先輩はひとつの指標なんですよ」
「え?なんで?」
「だって先輩くらいのことをしてればナントカ卒業出来て国家試験通るわけでしょう?」
「・・・・・・」
このしつれえな後輩に対して、少々沈黙してしまった。
私の真似をして卒業しようとしてる?
確かに成績は喜ばしいものではなく、卒試の前日は舞台の上で指揮などしていた。宴会にちょっとだけ顔を出してビール1杯飲んだりしてたが。
しかしながら、この島尾君は知らないであろう。
ステージに上がる日の朝、私は楽譜では無く教科書を見ていたことを・・・
普段は
「仕事をし始めれはイヤでも専門的知識を身につけなければならない、でも学生時代には その時しか経験できないことがたくさんある」
と、いつも豪語していた私が卒業試験~国家試験にかけては人生で一番真面目に机に向かっていたことを。
白鳥は水面下では必死に足をバタバタさせてるのですよ?(そんないいものではないか)
一知半解してると危ないのではなかろうか?
結論・・・(こいつ、ヤバイ)
「ん~じゃあ、まあ頑張れよ」
ひどくテキトーな答え方をしておいたら。
そいつ、留年しました。
ああ・・・考えてみればその時に、島尾君に諭しておくべきだったのか?
「世の真似は誰にも出来ぬ、かえって有害になるぞエミール」
とでも言ってやればよかったか?
まあ、今となっては笑い話ですませる。
ちなみにこれはカテゴリー「秘密」ですので見られる方は自己責任の下でお願いします。
無題
Re:無題
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