目玉焼きに何をかけるか・・・
この低俗な論争は昔から後を絶たない。
しかしながらこのこだわりは、なかなかゆずれるものではないらしい・・・
食事を美味しく食べているか、と言うのは幸せに生きているか
ということなのだろう。
目玉焼きは焼き方からこだわる人もいる。
しかしながら両面焼き(ターンオーバー)は如何なものかと私は思うのだが・・
私も目玉焼きは大好きである。
最近は朝食にオープンサンドを食べることが多いので、その上に乗っける。
食べたときに、黄身がギリギリ流れ出さない固さで焼けた時は朝から気分がいい。
かけるのは塩を少量である。
ご飯とあわせるのも好きである、その時は半熟で焼いてしょう油をかける。
卵としょう油・・・日本人に生まれたからこそ判る絶妙の組み合わせだ。
これを知らない人を哀れにすら思う。
肉と食べるのも美味い、なんだかコレステロールが気になる組み合わせであるが・・・
その時の肉にもよるが、ソースで食べることもある。
ようするに、食べ方によってかけるものを変えているのである。
単純に目玉焼きにはコレ・・・・という論争はしたくないのが私のこだわりなのだろう。
私は他に、カレーライスに目玉焼きを乗せるのも好きである。
あれは、大学6年の冬・・・
時折、クークーと渡りをしている白鳥の鳴き声が 静かな図書館の中にまで聞こえてきた季節。
国家試験の勉強を大学病院とは少し離れた場所にある、教養部の図書館でやっていた。
教養部のほうが建物が新しく、人も少ない。部室に近いし、学食のご飯は学部のトコよりも多いのが嬉しい。
昼はよく、教養部の学食で食べた。
大学も6年になると慣れたもので、食堂のおばちゃんに注文したりする。
「カレーに目玉焼き乗っけて」
と、よくやっていた。50円増しになるが・・・
そして、それを見ていた1年生が居た。
「おばちゃん、あんなことできるの? 俺も俺も」
そう言って彼も同じ物を食べていた。やはり皆目玉焼きは好きなようだ。
しかし、驚いたのは3日後である。
その日も教養部の学食で昼食をとっていたら、その時の1年と他数名が・・・
「おばちゃん、目玉カレー」
「俺も」
「俺も」
って、もう名前付いたんスか?
若いモンは順応力がありすぎる。
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