私の趣味は太極拳とクラシック音楽 どちらも、伝統のあるものである
お笑いにしたところで、最近の面白くないものよりも古典の落語のほうが好きだ。
歴史や伝統のあるものにどうも魅力を感じてしまうのだろう。
前回 岡山で全日本医科学生オーケストラのOBが集まった時のことだ。
最近の医科オケはレベルが高くなったという噂を聞いた。
この情報は未だに医科学生オケに借り出されている後輩の亀子君が言っていた事なので信憑性がある。私は暫く聞いてないしな・・・
彼曰く、個人個人のレベルは以前の方がよほど上だという。
確かに、私のいたFgパート等も医学生離れした上手い人達がそろっていた。
そのちょっと前がFg黄金期と呼ばれ、その時の先輩方から私の一つ下の後輩まで
ちょっと異常な上手さだった
だが、全体の合奏レベルが今は上がっているのだという。
それはトレーナーの先生 特にその時いっしょに飲んでいた和久井先生あたりが、その指導力に磨きがかかったのだろうと亀子君は言っていた。
なるほど、当時は歳が我々と近い程度の先生、下手すりゃこの先生より年上の人もいた。
現在の彼はプロとしても磨きがかかり、N響の奏者となり、世界の巨匠の指揮のもと演奏をするような音楽家 かなりレベルアップしていることだろう
実際に、こないだ一晩程度だが練習つけて貰ったが、あの頃と言う事が違っていたし。
しかし、そんな話をしていると和久井先生は違うと仰った
今は確かに個人レベルでは過去には及ばないという
しかし、今現在レベルアップしているのは、私たち以前の先輩より
積み重ねていった伝統があるからなのだと彼は言う
確かに、君たちが現役でやってる時間は多くても6年くらいではある。
しかし、医科学生オーケストラはそれ以前から脈々と受け継がれている
その蓄積されたものが今の演奏を良いものにしている
そして、それが伝統なのだという。
なんだかとってもいい話を聞いた
それなら、最近聞いてないけど今度医科学生オケを聞きに行きたいなぁ
という話になる
でも考えてみたらウチの大学 なんで同じ時期に定期演奏会やってんだよ
これじゃあ聞きに行けんではないか 夏休みは定演時期じゃないっちゅーねん
頼むから別の時期にやってくれ
そして願わくば医科オケの伝統ってものにウチの大学の現役部員も触れてもらいたい
個人のレベルは以前ほどじゃないなら出場したっていいと思う
音楽やるのは自分の大学だけ・・・なんて淋しい事を言わずに 色んな人達と触れ合った方がいい
医科学生オケ伝統の一部だった事は 未だに私の誇りなのだから
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