小澤征爾は指揮をする時、暗譜している
彼の師、カラヤンもそうであった 今の世界の巨匠はほとんどがそうである
とてもマネのできることではない・・・
だが私は学生時代に比べて視力が落ちたのだが
学生時代はメガネをかけずとも指揮をすることができた
だが、卒業後は少しずつメガネが必要となったものだ
それで思うのだが世界の巨匠と呼ばれる方々は・・・
ほとんどがジジィ、もといそこそこのお歳を召されている
老眼で楽譜がよく見えないのではないか?
練習風景ではメガネをかけて指揮しているのをよく見かける
本番は汗びっしょりになるし、メガネなんぞは邪魔なだけになるので、しょうがなく暗譜でやっているんじゃないかな~という気がしてならん
指揮した経験があれば、この話にはリアリティがあるのではなかろうか?
あのカラヤンがやってた影響も手伝っているのだろうか?
今では暗譜してやるのがステイタスって感じになってしまっている
だが、そのカラヤンも若い頃
コンチェルトのソリストが間違えた時・・・楽譜が無かったのでオケに指示を出せずに、「楽譜を見ないからだ」と叩かれたのは有名である
それに弘法も筆の誤り・・・たま~に振り間違えるプロはいるのが現実である
こないだ視た小澤征爾の特集番組でオペラ振ってた小澤征爾が指揮台で手をしたたかにぶつけて骨折し、指が腫れているのを見せていた
コンサートは指揮台ないのが身についてしまっているからか?
それで振り続けるのは流石にプロであるが・・・
楽譜を見ないのも善し悪しではなかろうか?
別に見ない人が偉いわけでもないだろう、練習で視ているってことは結局楽譜が無いと判らないってことだろうし
だが、今年の1月にN響奏者の和久井先生に聞いてみた事があった
ネルロ・サンティって指揮者が居られる
練習中から暗譜で振り、どこで何の音を出しているのか完璧に記憶しているという
本当かよ?練習風景見せてたけどとても信じらんねぇ、TVで編集してんじゃないか?と思っていた・・・でネルロ・サンティはN響も振っていた筈
で、和久井先生に「あの人って本当にそこまで暗譜してるんですか?」
と聞いてみたところ
なんと それだけではなく、オペラの何千何百何十何小節って細かいところまで完璧に暗譜しているそうである
これはもう「達人」というやつだ
素人が大変失礼な風に考えてしまったと・・・深く反省すべきか
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