あれは11月頃だっただろうか・・・大きな封筒がウチに届いた。
差出人はK・田村先生、医科オケ木管OBのリーダーである。
封筒の中には楽譜が・・・
楽譜はシュトラウスの「こうもり序曲」有名なアレである。知らない人間はいないだろう。
少なくとも日本では。
あーゆーのは上流階級が好む曲で、私向きではないな~とか思いつつ見てみると
なんと封筒の中にはスコアとCDまであるではないか、どこどこまでも至れり尽くせりで本当に有難う、K・田村君。
スコアくらい買うし、コオロギのCDくらい皆持ってると思いますよ?
少なくとも、あの中では一番格下の私ですら持っているんだから。
で、見てみたらコントラバスのパートを割り振られており、そんなにクソむつかしくなさそうである。それをみて少し緊張が解けた。
「なんとかなりそう」と・・・だが、DBをFgでやるには音が高くないかな?
しかし、その後、彼から届いたメールに驚く。
要訳すると、私はコントラFgを担当して吹くことになり、楽器は後輩の亀子先生から借りるという事になるらしい。
「亀子君のほうがコントラ上手いんじゃありませんか」
とのメールを送ってみたが、
「あなたはFgの仲間じゃなくコントラ専属の特殊パートです」
という内容のメールが帰って来た。なんてこと・・・
唯一の救いは8月に岩手の定期演奏会があり、その時にコントラFgを吹かせてもらっていたことだ。
その時に10年ぶりにコントラFgを吹いていたお蔭で、今回は5ヶ月ぶりで済む。
シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)というやつだろうか、不思議な因縁を感じた。
だが、直後に悲劇が私を襲う。
12月頃に記事にしたと思うが、背中が、首が、腰が・・・相当悲惨な事になってしまったのだ。
Fgを吹くときって姿勢が重要だ、しかもある程度重い。
なので、体にストラップを巻いて楽器をひっかけるのであるが、それができない。
コントラの練習なので床においてやろうとしても姿勢がとれないほど体が痛かったり。
そんなことで、練習とかナントカよりも、まず体を治して出席できるようにしなければならないようなハメになってしまっていたのであった。
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