この日は妙に特別な日だったかもしれない。
そのような予兆は私には全く無かったのだが。
朝、隣の老犬が亡くなった事を聞かされる。
御歳19歳 天寿を全うしたのだろう。
この老犬、エリが初めて心を許した犬である。
臆病なエリ いきなり見せられた大きな犬にビックリする。
彼のほうは、小さな赤ん坊の犬に興味津々、エリの入っていたキャリーに顔を突っ込んでいた。
その後、私の車が帰ってくるたびに老犬は喜んだとか・・・2年前の事である。
1~2ヶ月程して、ようやくエリが慣れる。
はしゃぐエリを見て今度は嫌な顔をする 子供がはしゃぐのにはついていけなかったのだろう。
その後はエリを見るとそっぽを向いたり、家に入りたいポーズをするなどしていた。
エリは一向に気にせずにつき纏っていたが・・・
飼い主家族がどう思うかは解らない、
しかし、私の見る限りは大往生を遂げたと言っていいのではないかと思う。
そう思っていても涙が出たが・・・
エリに見せたがよく解らなかったらしい。
エリの初めてのお友達 長生きしてくれた犬とのお別れだった。
その日 なんとなくホームセンターのペットショップへ行く。
行きたくなったのは、隣の犬の事と関係があったのか偶然かは判らない。
この時、カメラはおろか携帯電話も持っていかなかったことが悔やまれた。
以前に書いた気になったポメ。
富山在住のご夫婦が飼ったと聞いていたあの子に偶然か?あるいは運命か?
再会する事ができた。
約1ヶ月ぶりにみたあの子・・・
少し成長しているのが解る。
マズルが少し長くなり、手足が伸び 毛が変わっていた。
名前は「ゆい」ちゃんとなったとか・・・
だが、ひとめでピンと来た。相変わらず可愛い子だった。
少しおびえていたように見えた。
考えてみたら、エリも初めてペットショップに里帰りさせた時は震えてたっけ・・・
ペットショップの生活よりも少しでも飼われた飼い主の側がいいのかな?
車に酔ったらしく、胸毛・・・私は「まえかけ」と呼んでいる部分の毛が汚れていたが。
エリはその子を見て少し吠えた。その子もつられてワンと鳴いた。
で、そのご夫婦・・・遊び相手が必要だろうともう一匹ポメを飼ったらしい。
名刺渡したが、メールしそうだとは思わなかったし、カフェにも来なさそうな感じのご夫婦だった。
でも、いずれ・・・その子が大きくなったらまた会ってみたいものである。
果たして想像どおりの可愛い子になるのだろうか?
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