今日が先代犬・・・ヒメの命日であることを思い出した。
もう、6年も経つとは早いものだ。
翌日に5代目柳家小さんが亡くなっていたので命日は絶対忘れなさそうだ。
今日はヒメを偲んで、ヒメに関してのエピソードを書くことにしよう。
ある日、お客さんが来た。
ヒメは知っていた。
必ず「可愛い」と言われて撫でてもらえたり・・・
あわよくば、お菓子をもらえたりする事を。
しかし、このお客さんは大事な話があっていらした方。
ヒメはケージに閉じ込められた。
必死にアピールするヒメだが、ケージを出してもらえない。
ケージの中で暴れているうちに、ケージと隣接していた障子が破れた。
そして、そこ一面の障子をビリビリのズタズタにしてしまったのだ。
しかし、この時 家族は
「出してもらえなくて癇癪起こしたのだろう」
としか考えなかった。
私は、「破れると気付いて楽しかったんじゃないか?」
と言ったのに・・・
そして翌日・・・
私が帰ってきたら、直された障子の側でヒメがなんとなくバツが悪そうにしている。
聞いてみると・・・
よし、障子を貼りなおした・・・とたんに両手で障子を破りにかかったとか・・・。
完全に貼りなおすまで、側でじ~っと待っていたようだ。
ヒメにしてみれば、
「障子なおしている・・よし、またビリビリして遊ぼう」
と、楽しみにしていたのだろう。
ところが、いざ破ろうとしたら 破れずにハラリと剥がれた上に叱られてしまったのだ。
一度ダメと言ったら二度としないのがヒメのいいところだったが。
やっぱり、障子破るの楽しかったんじゃないか・・・
その後、ヒメは自分の通り道以外の障子は二度と破ることはありませんでした。
ウチの死んだ馬鹿犬
Re:ウチの死んだ馬鹿犬
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