いつもなら月曜日は犬の話を書いているのだが・・・
この土日はブログの下書きしませんでした。
そんなわけで、エリの話は金曜日までお待ちください。
今回は下書きの中からひとつ
達人の手について・・・
前に書いた大東流合気柔術の佐川さんの手は柔らかかったという。
この方は、鍛錬に素振棒を1000回とか振っていたのに柔らかかったというから驚きである。
この方曰く
手は表面が硬くては敵の手がくっつかないので、鍛錬しても柔らかくなるように工夫してきた
ということ。
どう工夫したか知りたいものだが・・・
この方の師匠の武田惣角という方も、手が柔らかかったと聞く。
佐川氏が70くらいのときに、武田惣角の息子さんが
「先生の手はうちの親父みたいになってきましたね」といわれたそうであるから・・・
合気柔術のような相手に絡む武術は極めれば、手が柔らかくなるものなのか?
では空手家の場合はどうなのか?
あの人たちはビンを切り、自然石を割るのであるからさぞゴツゴツした鈍器のような手であろうと思われるが・・・
漫画家の荒木飛呂彦氏がコミックのカバーにこう語っている。
大山倍達と握手をしたがフワフワしていたと・・・
「こんなフワフワの手でびんとか砕くのかぁ」
と書いてあった。
ちなみに、手塚治虫もフワフワした手だと書いてあったが・・・
どうやら達人というのは手が柔らかいものであるらしい。
解剖学的なリクツなど置いておいてフワフワしているようなのだ。
私の手もペンだこひとつ無いような手であるが(勉強しなかったから)
フワフワとまではいかない。
太極拳の先生や大先生と握手したらどんな感じだろうか。
そういえば、兄弟子は練習で大先生の手を握ってみなさいと言われて握ったら、
プルンと逃げられたとか言っていた。
そしてそのうち、片手で極められてクルクルとまぬけなダンスみたいなことをさせられたとか言っていたな・・・
そのときに大先生の手は握ってるだろうから、柔らかかったかどうか知っているはずである。
今度聞いてみよう。
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