前々回に書いているブラキシズム
それがある人に対して行う治療としてナイトガードを入れる
ナイトガードとは・・・ようするにマウスピースである
当院ではこのような薄っぺらい物を作って、夜寝るときに装着してもらう
歯軋りやかみしめ等、無意識にやっている事は就寝時に行っている事が多い
特に、つばを飲み込むという動作は寝ていても自然に行われている
唾を飲むとき・・・人は上下の歯を噛みしめないとうまく飲み込めないのである
そうじゃない人もたまには居られるが、ほぼ「特異体質」だ
それらの時に上下の歯を「咬ませない」為にこの装置を入れるのである
これが結構効果があるのだが、この装置には欠点がある
「異物感」だ
だが、それゆえにこの医院はナイトガードをなるべく「薄いもの」にしている
正直これ以上薄くはできない
そして、今まで何十人かにナイトガードを作って解ったことがある
これは3日でかなり慣れる
そして、1週間経てばもう平気である
装着していない人は、間違いなく最初の1日で外していた
治療を行うにあたり、患者の意識というものは大切なものになる
「治療に対して協力的な患者」は治りがいい
あらゆる病気に対してである
「非協力的な患者」は残念ながら治らないことが多い
これは、当たり前のことであるが さらに言えば、医師側の意識も違ってくるのだ
例えば、真面目に通ってくる患者 その日は来れなくても、その前後に連絡のある人
このような治療に対して意欲的な人にはこちらも親身になって治してあげたいと思う
無断で休む患者、そしてそれがたびたび重なる者
そういう人に対して「真面目に治療してあげたい」とは・・・
残念ながら思わないものだ
特に、ナイトガードの治療はどちらかというと「予防的」な処置であり
即効性のある結果が見えないので・・・
「非協力的患者」に対しては難しい治療でもある
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