定演の話が長引いてしまったので今になって盆にあった話。
何を思ったか、大学の同級生が盆休みに来るという。
定演の興奮冷めやらぬ中、芸術とは縁遠い無粋な友人が・・・
富山とはいえ、この魚のまずい時期に・・・間の悪いヤツ。
だが、退屈するよりよほどいい・・・急患来たら手伝わせてやれ、と思い迎える。
まあ、こいつくらい他人に対する悪意も嫌味もなく、万人が良い友人付き合いできるヤツ他にいない。 誰もが気を使わなくい良いヤツなんて考えてみたらこいつ以外は知らんな・・・
巨体に似合わぬ繊細さも併せ持つ、大病院の(体と態度が)大先生だ。
学生時代はよく、首を絞められたものだ。柔道部のデカっ子
着いてスグに治療手伝わせる。
治療中の叔父の仮歯が外れそうだという・・・良い機会だし治療進める
根管充填、器具出しとかやらせる、バカンスに来てまで仕事とは運のない友人だ。(他ならぬ私のせいだが)
「充填の最後のプラガーって垂直圧かけてるわけじゃないの知ってたか?」
やはり知らなかった模様・・・知ってる歯医者のほうが少ないわな。
知らずにギューギューやって痛みを出させてるドクター多し
あれはただ塞いでいるだけなのである。側方加圧はあくまでスプレッダーで側方にのみ加圧するのだ。
仮歯の修正・・・私が作ってチェックしてもらう。
「こことここをもっと削ったほうが良い」
とか・・・こいつは仮歯の咬合に結構厳しいヤツだった。
ちょっとしたことでも、ドクター同士だと影響があるもんだ。
その後もなんだか治療や保険の話になる。
そいつの住んでる浜松のほう保険管理厳しすぎ・・・患者の為になる治療じゃなく、役人のチェックを中心に決めている感じ。ひでぇ話だ
私が悩んでた治療も検討・・・治療方針がまとまった。
一人で考えてるだけじゃ絶対に思い浮かばなかったろうな。
さて、肝心なのは飲み食いである。
兎にも角にも、このデカイのには食わせて接待だろうと考え、初日の夜はブラジル料理。
だが、残念ながらいつものバイキング形式ではなかった。
でも、大きいステーキが500円 肉の硬さもごく普通 普通の店なら最低でも1200円くらいじゃないか?
北陸は塩じゃなくタレがメジャー、店にもよるが・・・
でも、東北にいた頃は塩ばっかしで少々困った。しかも、塩分高いんだ東北の。
脳卒中が多いのがよく解る。
そいつが何気に注文した焼き鳥重・・・
凄い勢いで食い終わってもらす「米が美味い」
なるほど、いつも何気に食ってるから忘れていたが、こっちの米は美味いのだ。
学生時代、東北で「米が不味い」と、よく愚痴っていたものだ。
東北人は米どころのプライドがあるので、この言葉にカチンとくるらしいが・・・
正直に言うが、東北の米って量がとれてるだけで味はたいしたこと無い、寒さに耐えるように品種改良されてるからだろう。北陸のコシヒカリにかなうもんか。
特に日本の種籾の半分以上は富山から全国に行ってるくらい富山米は質が良い。
で、体のワリに酒を飲まないこの友人。飲みはそこそこで切り上げて帰ってTVみて過ごす、オリンピックの真最中だし 次の日もあることだし・・・
明日、明後日もこの話の続きです。
PR