なぜかこの富山県で歯科の保存学会が開かれた。
保存科に居た私には気が気ではない。
教授がこの富山にいらっしゃるからである。
学会が開かれるのは随分前から解っていた。
で、岩手医科大学歯学部出身のOBの飲み会で、教授も医局員も、こっちの医学部のOBも大勢呼んで豪勢に一席設けよう・・・
と、上の先生が仰った。
どーでもいいけど・・・よくないけど、私が入学した頃って岩手医大歯学部は国家試験合格率がとっても良く、歯学部の中ではエリート面できるようなとこだったものだ。100パーセント合格って時も何度もあったのに・・・
ところが今は下から数えた方が早いってのはOBとしては情けない限りだ。
岩手医大出身ですと、OBが胸を張って言えるように何とかして欲しい。
それは兎も角、暫く経って・・・
メールでその事(宴会の計画)を教授に伝える。
私がいた1保存の教授は「カストリ」出すような安酒場に連れて行っても(おそらく)文句は言わないような人。
返事は
「そんな豪勢なことする必要は無い、医学部の先生も呼ばなくて良い、会えればそれで結構。」
というような返事。なんだか一気にやる気が失せる・・・
で、8月に演奏会で岩手に行った折も、こぢんまりとしたトコで富山の幸でも少々食べられればそれでいい・・・なんてノリで医局員と話して帰る。
豪勢なことはもうや~めた・・・と思った。
そして9月に、2保存(私がいたのは1保存)の教授が学会で高岡に来られた折に懇親会に借り出される、上の先生は拒否しやがった。
そして、その時に2保存も今回の学会に来ると知らされる・・・
1保存2保存の教授・・・
これは、あるオーケストラの奏者が言っていたのだが、同じパートの1st奏者と2nd奏者ってのは大抵仲がよろしくないのが普通だそうだ。
音楽もプロともなれば、お互いの持っている音楽性がぶつかる。
いかに良い音楽を・・・と追求するのがプロである。
結果として、2人の仲はどうしても溝ができてしまう物であると言う。
正直どの世界にもこんな事はある。
同じ大学の、保存科の教授同士・・・
普通に考えればどーやったって仲が良いなんてある訳がなさそうである。
これはもう、宴会にはコッソリ行って何もなかった事にしてやろうとおもっていたのだが・・・
2週間ほど前に富山の上の先生から
「なんとかしろ」
とムゴイ事を言われる。
明日へ続く・・・
ほたる野歯科医院は 富山県 射水市の歯科医院です
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