大人はうそつきだと思った。変な事を平気で言うと思った。
そう思ったことのある方は多いと思う。
「そんなことを思ったことはない」
といわれる方はおそらく・・・忘れているだけだろう。
例えば・・・・
味を感じる器官はどこだ?
そう聞かれれば、舌だと答えられることだろう。
しかし本当か?
私はまだ忘れてはいない、小さい頃はそうではなかったはずだ。
今は食べられるが、小さい頃はメロンが嫌いだった・・・
そういう人は意外に多いのではないか?
事実、私がそうだった。
小学校の低学年の頃、給食にメロンが出る。
出してるほうはいい事した・・・と思っているかもしれないが、小さい子には大迷惑である。
殆どのクラスメイトが、嫌がっていたのを思い出す。
味を感じるのは舌だと嘘を言う大人の中で生活し、いつしかそのことについては深く考えなくなった・・・私もだんだんと舌で味を感じるようになっていたからだ。
しかし、大学に入ったある日・・・医学書に書かれていたことが、このことを思い出させてくれた。
子供は喉で味を感じるのだ
憶えておられるだろうか?
私は間違いなく喉で味を感じていた。
言っておくが私は昔から勉強や仕事以外の記憶力には結構自信がある。
いまだに憶えている、大人が嘘をついていたことを。
メロンはちょっと舌がしびれるような、むず痒くなるような味がする。
舌だけでそれを感じるならまだいいが、子供は喉全体でアレを感じるわけだ。
嫌いになるわけである、好きだった子供は鈍いのではないか?
何事も大人の感覚で測ってはいけない。
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