歯医者に行くと良く言われること「痛かったら左手を挙げて下さい」であるが
このことには少々理由があるのだ
なぜ左手なのだろうか?
手を挙げるならどっちでもいいではないかと思われる人も居られるよう
だが、右手は挙げてはいけない何かあって訴訟で負けるのは患者さんになるだろう
右手は挙げてもらってはかなり困るのだ
なぜなら、歯科の器具は右側にある
歯医者も右側から治療をする
特にタービン(キーンというアレ)など秒速3万回転するようなものを口に入れる
初めて患者さんの口に入れたときの事は忘れない
緊張を通り越して恐怖だった
そんなものを持っている歯医者の腕に当たったらどうなるか
コレは想像していただいた方がいいだろう
まあ、死ぬ事はないだろうけど・・・
患者さんでも鈍い方は右と左が区別できない人が居られる
正直に言うが、そういう人にはムカっときたものだ、若い頃は・・・(今は当たり前のように受け入れられる)
だが、口の中を真剣に見ている歯医者が果たして挙げた左手に気付くか?
まあ、気付きます 案外それは大丈夫なものだ
仕事に対する慣れがあれば、そのくらいは問題ない
しかし、たまに見えないときもある
そんな時はスタッフが見逃さずに教えてくれるのでOKである
しかし、左手を挙げてくださいと言う一番の秘密・・・
コレは最初に患者さんにそう言っておけば、患者さんはそれだけで安心感を得る事ができるのである
「ああ、痛いと伝える事ができて対処してもらえるんだな」
と思うだけで気が楽になり、恐怖心が薄れる
その効果を狙う事が一番重要とされる
だが、ある程度やったところで手を挙げられて・・・
今更麻酔をするよりも、あと少しをガマンしてもらった方が麻酔打つより痛くない
って時はやりようがない
従って歯医者でよく見られる光景が生まれるのである
「痛かったら左手を挙げてくださいね」「はい」
左手を挙げる患者さん
「痛いですか?少しガマンしてくださいね」
左手無意味やんけと患者さんが思う・・・
そこはせめて一旦手を止めるくらいしたほうが良いんじゃないですか?先輩
若いころ非常に疑問だったので、未だに最低でも手は止めてます
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