先日の土曜日は高岡文化ホールに華展を見に行く
ひとりの時はなかなかそんなモノ見に行く機会も無かったものだが
別に興味がなかったワケではない、気恥かしかっただけで
それに、華というのは良いものである なにがどう良いと思ってるのか?と聞かれても困るのだが・・・
しかし、大学に入って2年目?
我々の授業には「美術」の時間なんてものがあった
医学部にはなく歯学部だけあったのだ
今にして有り難いと思うが、歯科医師には芸術的感性が必要なものである
審美歯科が声高に叫ばれている昨今 美的感覚のない歯医者などやっていけない
歯と云うものは面白いものでとても個性的である
面長の人は歯も縦長であったり、丸顔の人は歯も丸みがある
その自然さを損ねないで、その人に合った歯を入れるというのは繊細な仕事である
気に入らない場合は患者さんには御足労をおかけするが、何度もやり直す事もままあるのである
「自然との調和」
を考えるに、歯も華も共通の部分が多い
そして、歯にばかりとらわれ過ぎても息詰まるだけだ
日頃から美的感覚をを養う為にもこのような華展に行ける時には言っておいた方が良いと考える
そして、以前から音楽などをやっていて思うのだが 他の芸術もある程度味わっていないと「感性」が育たない
感性の無い人間の音楽などちゃんちゃら可笑しいものだ
総合的に自分の芸術的感性を育てるというのは歯科医師としての勉強にもなると思う事にしている
まあ、こんなものは幼少のころからどれだけ触れて来たか?という「経験」が何より大事だろう
小さい頃にピアノを少し習い 学生時代に趣味で音楽をやった経験が今になってとても有り難い
それが無い人間はどうなるか?
「毛越寺」に行っておきながら、なんら感性を動かされなかった友人が居るが、とても哀れに思う
松の木1本の佇まいが既に芸術にあふれているのに、それが解らないらしい
そーゆー友人も私の爪の先程でも良いから芸術を体験しようとすれば人間的にも魅力が増し、結婚できるかもしれんのに・・・
そんなわけで、考えてみたら結婚して1年経った 早いもんだよ、まったく
無題
Re:無題
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