麻酔学の医学書だったか・・・よくは憶えていないが、学生時代に見た教科書で
いきなり歯痛に効くツボのことが書いてあったのに驚いた
真面目にツボの事なんぞが教科書に書いてある
ツボというのを訝しく思う人もなかには居られるようであるが、私はこういうのは好きである
コレでも中国武術をかじっている身だ
握手をしたときに閉穴・・・要するにツボを突いて痛がらせて楽しむ遊びをやったりする
私の知り合いの鍼灸医の方のなかには
歯医者の依頼を受けて、鍼麻酔をして抜歯を行った人も居られる
もっとも、私は見たわけではなく、その同門の鍼灸医の方から話を聞いただけだが
出血が少なかったと歯医者が言っていた・・・
そのような事を言っておられた
麻酔の中にはエピネフィリン・・・俗に言うアドレナリンが入っており止血効果があるのだが、それを使わなくても思ったよりも血が出なかったということか?
見てみたかったものだ
ちなみに、私の知り合いの鍼灸医が知り合いのオバちゃんの抜歯の際に鍼麻酔をしたが効かなかったとか・・・日本でちょっとは有名な鍼灸医だが、体質によっては効かないのかも
それは兎も角、歯痛に効くツボというのは
「合谷」のツボである
早く言えば、親指と人差し指の付け根にあるツボである
押すと気持ちいい
これは歯痛の他にも、頭痛 鼻水 鼻血 脳血管障害 視力低下 咽頭通 等にも利くという、全くもって無節操というか万能なツボである
しかし、このツボは昔から民間で知れていたような節がある
例えば煙管(キセル)というのがある
江戸時代には人口の97%がやっていたという日本のタバコである
流石に私の記憶にはこれを吸っている人はないが
ウチには未だに高価そうな銀煙管と煙草盆が置いてあったり・・・
幼少の頃・・・いや、最近リメイクされてやってるアニメ、ヤッターマンで
ドロンジョ様が吸っていたりするが
あの煙管の灰を捨てる時に、合谷のツボに火を置いたりしたものだという
要するに、灸みたいな効果を狙ったのか?
他にもテキーラを飲む時・・・
テキーラの飲み方のひとつに、左手にライムと塩を持ち、右手に持ったテキーラをあおる(塩の少ないあの地方では、テキーラの塩は芋虫のオシッコの跡に乾いて残ったほんの少しの塩が一番だという)
その時も、人差し指と親指でライムをつかみそれをひと齧り、で合谷に置いた塩を舐めてからテキーラを飲むという・・・
昔から重宝されていたツボかもしれない・・・
歯医者に行ったら待合室でこのツボを押しているのも一つの手かも
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