西洋人は他人の価値観を理解せず、他人の家を土足で踏み荒らすようなやつ等である・・・と言うようなことをさんざん書いてしまっているが・・・・
そう書くといかにも日本人はそうじゃないと言ってるようにも感じる・・・
しかし、残念ながらそうではない。
例えば、コシャマインの戦い シャクシャインの戦い クナシリ・メナシの戦いなんてのをご存知だろうか?
これらは日本人とアイヌ人との戦争の歴史である。
長年にわたって倭人がアイヌ人を虐げてきた記録は存在しているのだ。
日本も単一民族国家ではない・・・どんな人でも大和民族、琉球民族、アイヌ民族くらいは知っている。他にもかなりいるのだが・・・
しかしながら、大和民族が他民族にしてきた仕打ちが想像を絶して横暴だったことは良く知らない。少なくとも学校の歴史でそうは教えていないのが現実である。
他民族の文化価値を認めずに、自国の文化風習を一方的に押し付けるようなことをさんざんしてきたことはよくわかっている筈だ。
島国根性なのか?自分たちと違う者を見る目・・・それが育っていない気がする。
自分たちの常識が世界の非常識であることがある認識があまりないのではないか?って私も本とか読む程度の知識だが・・・
たとえば、隣の大陸・・・中国等は宋や元の時代には色々な肌の人たちが同じ街で暮らしていた。それが普通だったのだ、流石に大陸はスケールが大きい。
三国志の孫権は蒼い目をしていたというし・・・
国家が単一民族でなければならないような強迫観念がある人がいるのではないか?この国には
ある有名な失言に「天皇を中心とする神の国」なんてのがある。
こういう思想が、排他的な政策をとってきた背景にあるような気もする。
故 萱野 茂さん(知らない人は調べてください)の議会での発言に忘れられないものがある。
「民主主義と言えば聞こえはいいですが、私たちにとっては数の暴力としか思えません」
ようするに、アイヌ民族にとっての日本人は ネイティブアメリカンにとってのアメリカ人だと言うことだ。
歴史認識を考えさせられる言葉である・・・・・
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