ちょっと前にTVで観た
知らない人はいないような有名なコンクールで優勝したヴァイオリン奏者の方が(スッゲー若いが)言っていた
「包みで判断するヒトは苦手」
要するに、有名なブランドだから・・・とか 有名店のものだから・・・と、言った理由でそれらを好む人達、と言う意味らしい。
実は私もそうである。
なにがどういいか、それのどこがどう好きか・・・
そーゆー事を無視して「ブランドだから」と言う理由でそれを有り難がる人達を蔑視してやまない(悪い癖だ)。
だが、そんな人達が多いこの国だ
結果、あるブランドメーカーは日本人向けの商品を中国あたりに作らせて日本に高く売り付ける。
ありがたがってこの国のミーハーたちはその粗悪品を購入する。内容はどーでも良く、メーカーの物であることを優先させている人達はとてもいいカモであろう・・・
そんな人達のことを、私は「真珠に群がるブタ」と表現している(非常に悪い癖だ)。
気がする・・・
有名な赤福だから・・・白い恋人だから・・・て風な、味は二の次で。
だいたい一般庶民がゾロゾロ購入してる時点で「ブランド」じゃない事に気付かんだろうか。
以前すごいものを見た、ボロボロのジーンズにブランドの革のバッグ持ってた女性。
思わず声に出てしまった
「バカだ・・・」
根本的に何かが違っている
カレーライスに刺身つけてるような・・・
しかし、まあ私もブランドメーカーの物を持ってないワケではない。
夏に愛用しているヴァレンチノのジンベエがある。
横手の店で見かけた時に思わず買ってしまった 笑いながら。
しかし、どういう訳だろうか?
非常に肌触りが良い。この上ない
もしかして本物? なわけ無いだろうが愛用している
他にもある、ある店歩いてる時に見つけたカッコいい(趣味の悪い)柄のネクタイ
私は趣味の悪いネクタイを集めるのが好きなのだが
見た瞬間思わず買ってしまった
だって1000円かと思ったんだ・・・0ひとつ見落としていた
そんなことホントにある サザエさんのような・・・
「ブランドのクセに趣味悪い柄のネクタイ作ってんな」
とか思ったが、愛用している。
それしてるとヒトが声かけてくれないような柄だ。
ブランド品は高価い
しかし高価いものが良い物とは限らない
安くてもとてもいいもの・・・
無名の逸品というものはそこらじゅうにあるだろう それを観る自分の目が一番大事なのではないか
酒だってそうだ ワインの話で有名なものがある
「かつては2級なり、されどムートンは変わらず」
あるレヴェル以上の酒飲みなら必ず知っていようこの言葉・・・
とても好きな言葉である。
もっともムートンなんぞ滅多に飲まないが・・・
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