祭りの屋台

小さい頃から屋台が好きであった

昔はつくりもん祭りの時は福岡のオババの家の前に並んでいて賑やかだったものだ

私が小学校の４,５年の時であろうか？

家の前の屋台がゲームの屋台だった

ボールを投げ転がして穴の中に入れて点数を着け

点数に応じて賞品が貰えるようなそんな・・・

 

家の前にあったので何度かやった

３画定規を貰った憶えがある　その他は忘れたが

 

で、落ち着きのない私が家から出たり入ったり

屋台のおっちゃんのことに入り浸る

気が付くといつの間にか客の呼び込みしていたりなんだり・・・

 

実に楽しかったのを憶えている

お客で

「こんなの入らないようにできてるんだよ」

と言った人を否定

「ちゃんと入るよ、ほら」

とか言ってやってみせたりした

 

で、そんな楽しい時間が過ぎて帰る頃

店のおっちゃんが小遣いとして５００円くれた

思い出すと５００円札だったな、あれは

私が初めて得た労働の金だったかもしれない

 

で、祭りが終わって暫く経って・・・

バアちゃんのとこにその時の屋台のおっちゃんが

「お蔭さんでよく売れました」

みたいな事を言って一升瓶持ってきたらしい

 

考えてみたらあーゆー人たちって義理難い人種だからなぁ

でも、なかには怖いおニイさんが無理やり小学生に店番させたとか言って警察沙汰になってる話を聞くが・・・

あの２人のおっちゃんは実にいい人たちだったと記憶している

 

その後、家の前の屋台はおでん屋に代わって

しかもその後、オババの町内がつくりもんを出さなくなって屋台が来なくなった

うむ、やはり叔父貴を説得して、是非もなく女子大生呼び込みたいものだ

つくりもん祭りに県外からの出展とか・・・規模も広がって良いやんかなぁ