昨日の続きであるが
犬ではなく競走馬を例にとって考えてみる
競馬はしないが、アレに必要なのは勝つ事だろう
勝てない馬を作ったところで、肉屋が喜ぶだけかもしれない
勝って金を稼いでもらわなくてはビジネスとして成り立たないだろう
馬は命である
だが、自分勝手な人間の社会では「商品」であることも間違いない
良くない馬を作ってもしょうがないので、血統を求め良い馬を作る努力をする
ここで言う「良い」「良くない」は言うまでもなく、人間の価値基準に過ぎない
人間ならば 「こんな風になりたい」と目標を持って努力するのだろうが、
馬が、「優勝したい」と努力するはずがない
ならば、早く走る事は人の調教と血統に頼るしかない
ペットの場合はどうか?
犬が、「こんな風になりたい」と努力するはずもない
だが、反社会的で人に迷惑をかけたりする犬を育てるわけにもいかない
これはペットとしての宿命だ
友人の話である
去年からレトリバーを飼ったらしいが、この犬がどうにも躾けに困った犬だった模様
元気すぎるのだろう、無駄吠えもすると言っていた
ある日、その友人の家に犬がうるさい事に腹を立てた人から
脅迫文が届いてしまったらしい・・・
その友人は急いで犬を躾け教室に通わせる事にしたとか・・・
友人曰く「この犬3匹分の値段だった」とか
だが、愛犬に金を惜しんではいけないと思う
一昨年になるが、オランダに行ってた博士は 向こうでは当たり前のように躾け教室に行かせて、街の中をノーリードでドーベルマンとかでかい犬が歩いていると言ってた
犬を飼う社会体制が日本よりしっかりしているという印象だった
人は犬を飼うからには義務を果たさなくてはいけない
コレは飼う側だけの問題ではなく、飼わせる側ももっと厳しく義務を果たして欲しいと思う
売れるからという理由で、多くの駄犬を世に出すような行為を謹んで欲しい
犬自体の血統をもっと良くして、叩き売りのように店頭で値段つけて売り出しているのは如何かと思う
どんな犬でも赤ちゃんの頃は可愛いし、店頭でそんなのを見たらクラクラっときて衝動的に欲しくなる、その心理に付け込んで血統の悪いのを多く作って売り出すのは止めて欲しい
売る側はより良い血統の犬を作る努力をして、むやみに繁殖させず
買う側も、犬のためにお金を惜しむような事をしないでより良い犬を買い躾ける
そんな体制にならないと不幸が増えるだけだと思う
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