ニュースでコンビニの24時間営業を見直すだかなんだかというのをやっていた。
24時間営業は確かに利用者としては有難い。
夜中の12時過ぎにコンビニに走った事は1度ならず私もある。
以前は少なかった。
私が大学に入った頃も、24時間のコンビニは街に少数だった記憶がある。
バブルの、終わり頃だったろうか?
バブルの時代のCMで忘れられない物がある。
「24時間戦えますか」
というヤツだ。 凄い話だサラリーマンという会社の犬にすぎない身で
自分が社会に出て思うが「絶対無理」
少なくとも最初から医学部を目指してなかった大きな理由のひとつだ。
父を見ていて「当直ってものがあり、深夜に運ばれる患者さんを診なければいけないキツさ」
を幼少から目の当たりにしてきた。
怠け者の私には信じられないCMだった。
で、そんな社会体制が24時間営業をごく普通の物としてしまったのではないだろうか?
笑える話だが、バブル期のサラリーマンが仕事で南の国へ行った折
仕事もしないで浜辺でのんびり過ごしている男達を見て言う
「君達はなぜ働かないんだ?」
「そんなに働いてどうなるんだい?」
「お金が稼げるじゃないか」
「稼いでどうするんだい?」
「・・・旅行にでも行けるじゃないか、例えば南の島でのんびりするとかさ・・・」
「ハッハッハ・・・そんなことは今やってるじゃないか」
という・・・なんとも面白い話を聞いたことがある。
思えばあの頃はよく「過労死」という言葉を耳にしたものだ。
既に、「カローシ」は外国でも通用するとか言う・・・すごい話だ。
で、今はといえば「派遣切り」とかで働けなくて自殺に追い込まれるような時代。
もっと、中間で普通に暮らせないものかと思うが。
そんな時代にプラスしてCO2削減が叫ばれているにもかかわらず
24時間営業の店がそこかしこにあるのは如何だろうか?
働きたくても働けないような社会で夜中まで灯がともってるってのは実にエネルギーの無駄であると思う。
バブルを過ぎた日本人に夜更かしの悪い習慣だけが残っているのではないか?
最近は、子供の夜更かしが問題になっているとも聞いた。
小さい子供が11時頃まで平気で起きているとか・・・
日本の子供の夜更かしは異常であると言われているが・・・
これは間違いなく親が夜更かししているのが原因ではないか?
若いうちから24時間営業の社会で暮らしているのだから仕方ない。
太極拳の弟弟子が、震災だかなんだかで、避難所生活だったかな?
おくる事になり、日の出とともにおきて日の入りとともに寝るような生活を経験したらしいが、その時のことを
「実に人間らしい生活をおくった」
と言っていた。
不景気+温暖化対策として
深夜営業に重税を課すとか、深夜電力は値段を上げるとか・・・
人は日の高いうちに行動するものだという、江戸時代みたいな生活を心がけるように社会全体がしていけばいいのではないかと切に思う。
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