小澤征爾は学生の頃ラグビーをやっていたそうで・・・
そんで指を怪我してピアノが弾けなくなり指揮者になったとか
結果世界の小澤なら、それは怪我の功名なのかどうなのか
ラグビーの何がそんなに好きだったのかと聞かれて
肌で触れあって感じる仲間意識・・・みたいな事を言っておられた
太極拳でも相手とズ~っと触れ合って稽古する「推手」というのがある
これにより、相手の動きを敏感に察知できる・・・
「聴頸」頁ではなく力なのだが、変換できない
を鍛えるのだがちょっと違うのかな?
で、インタビューにおいて
「ラグビーとバッハでは共通点がありますか?」というのがあったが
なぜバッハじゃなきゃいけないのか・・・アレは質問者が3流だ
ヘンな奴使うなNHK
が、その時におっしゃったことは面白かった
ラグビーをやってなければ、肉体的には音楽家に、特に指揮者にはなっていなかっただろうと云う事だった
更に続いて
人間のエネルギーは出し切ってみないとわからない、それがないと
どんなに技術があっても
どんなに頭が良くても
どんなに環境見恵まれていても
どんなに経済的に豊かであっても
人間の本当の幸福は得られない
あるいは本当に大事な事に触れないで終わってしまう
この言葉、今回の特集で一番印象に残った言葉だった
が、残念なことにドカンとうたれた気分にまではなれないのである
言葉として理解しても心では理解できていないのか・・・
要するに、私も出し切らずに燻っている奴なのだろうと反省してみる
で、流石に戦争を知っておられるだけの方である
今の若い人のエネルギーを見ない・・・のだそうである
中国で指揮のオーディションだったか何だかした時は
そのエネルギーを(指揮者に限り)感じたそうである
ハングリーさが足りない、そう仰った
アレくらいの年で人生引退して、診療台の上で文句ばっかり垂れてるのが
「今時の若いもんは」
と言っても説得力を感じないが
現役バリバリの世界の小澤が言うと同じ言葉でもずいぶん違って感じるものだ
PR