普段オーケストラだけで聞いている「白鳥の湖」
バレエを観ると全く違う物だという事に気付かされる
音楽が出しゃばるとバレエが台無しになるし、バレエがチープだと音楽が台無しになるだろう
互いが車の両輪として機能しないとバレエは楽しく観賞できない
これこそがエンターテインメントだ
第1幕、2幕と続けて1時間程
そこで休憩が入る
ダンサーはもちろん演奏者も・・・そして指揮者もスゲー体力が要る仕事だ
ここまで振りつづけたり、吹き続けたりってのは今の私じゃあ絶対に無理
太極拳だってあんなに激しく1時間は厳しいだろう
しかも、この日は上演2日目 昨日も同じことやってるんだなぁと思うと平伏するわ
さて、このような高尚な娯楽となると古き時代は偉そうな貴族しか楽しめなかった事だろう
私なんぞが観賞できるなんて良い時代である
気分良く休憩時間に白ワインを戴く コレが醍醐味
まあ、本当なら会場の熱気で少し喉が渇いていたのでビールにしたかったが
途中でトイレに立ちたくなるのは無粋な事極まりないので我慢したのだが・・・
ワイン飲み終わってブラブラ歩いていると辻木君夫婦を発見
とゆーか、私の居た2階席から彼の居た一番良いS席が見えて、何処にいるかは判っていたのだが
終わったら楽屋に行って織衛ちゃんに挨拶しようと打ち合わせる
休憩時間が5分切った所で予鈴が鳴る
席に行くと隣の席のヨメが気持ちよさそうに寝ていた
良いバレエ観て合間に寝るなんてスゲー気持ちよさそうだったが
ず~っと座ってると体痛くなるので休憩時間はなるべくウロウロしていたい私
第3幕が始まる
王子を結婚させるべく色んな国のお姫様が来るトコの踊り
バレエで視ると、かくも楽しいものか オケだけ聞いてるより解りやすい
で、魔法使いがニセモノのオデット姫を連れて来て王子を騙す
ニセオデットは黒いドレスだった なるほど、コクチョウだ
最近スケートの浅田真央が白鳥とコクチョウイメージしたのを着てたっけ
その昔、ヨーロッパではやっても無駄な努力をする事を
「黒い白鳥を探すようなものだ」と言っていたらしいが・・・
コクチョウが南半球で見つかったのは1697年
・・・なるほど、チャイコフスキーより随分前だわな