そう、「ブラボー」を言わなくては 礼儀として
そのタイミングが難しい
言おうとして言われるのが最悪 自分の方がコンマ1秒遅いとか
言ったは良いが、後から言ったヤツの声にかき消されるのもイカン
この針の穴を通す絶妙なタイミング 時間の特異点とも言うべき所を的確に突かなくてはならない
梅杉さんが言う気無いなら俺が言うべきか
隣の梅杉さんの呼吸を読む なんか言わなそうな予感がプンプンと・・・
だが、他に言おうとしてるヤツが居るかも知れん
大きく息を吸っておいていつでも言えるように
後は周りの空気を感じ取る
最後の音が鳴り終わり一瞬の静寂 拍手の始まりから1秒以内に言うヤツがいなければ叫ぶ
「ブラーーーーーーーーーボーーーーー」
と、俺なら絶対言わないくら「ラ」が伸びすぎなブラボーが聞こえた
アンコールもすべて聞き終わった
その後スグに楽屋へ 皆の労をねぎらう
「あのブラボーオジサンはタカタさんですか」と聞かれた
違います
演奏者はこの後宴会がある 激しかれとは祈らんモノを
この時点で5時頃だったか?私の乗る新幹線が6時7分
秋田からの寝台特急日本海があれば8時半頃まで盛岡に居る事が出来るのに
北陸新幹線が通る前に無くなってしまうなんてあんまりだエシディシ
しばらくは演奏会聞きに来ても、あっという間に帰る事になりそう
だが嬉しい事に、出発時間ギリギリまで梅杉さんと 西橋さんが駅構内の立ち飲み屋で付き合ってくれた
2人ともいい歳だが、この倶楽部に何時までもご執心な方々である
人の事言えねぇ・・・東北に住んでたら自分もそうだったろう
串揚げもソーセージも美味い店だった 駅の中にあるのが良いな
しかも立ち飲み屋なんて粋な・・・
飲んでたら後輩の網垣と文も合流してくれた
こいつらも、俺同様にご執心になるのだろうか・・・もうとっくになってる気もするが、あんまり年寄りが多いと学生は閉口しそう
一定の距離は保とうな、皆
時間が来たので新幹線に乗り込む
付き合って戴いてありがとうございました
帰りの列車 本を読もうと思ってたのだが、あまり頭に入らずにポ~ッとなっていた
出場したわけでもないクセに結構楽しんだようです
しかし、たった2日の事をここまで書くなんて・・・
このブログももうやべぇんじゃないかと思ってみたり