先日、勉強会で盛岡に行った折 現役部員に聞いてみた。
「今、校歌のテンポはどのくらい?」
「え?こんな感じですけど? ああ~せいせいの~とくの~あと~」
速いっ! 四分音符が100~120くらいか?
私らの在学中、数学の時間に習ったときの半分以下のテンポだ。
なぜ数学の教授が校歌を教えたのかは知らないが、
あの教授が教えない限り誰も校歌を知らないままになってしまっていたかもしれない。
現に校歌をよく知らないって世代も岩手医大にはあるようだ。
愛校心を育むためにも校歌くらいは教える時間は必要だろう、音楽の時間なんてないしな・・・
その1点で、あのときの数学の教授には感謝すべきであると思う。
話を戻すが校歌のテンポが速くなっていること。
これにはおそらく誰も知らない理由がある。
実はスコア(総譜)をみてみると、現在のほうが正しい。
しかしながら、何ゆえか?ず~っと遅いテンポで歌われてきていたのだ。
学生時代にオーケストラ部の指揮などという分不相応な役柄になったときに疑問を抱きながら思う。
(本来のテンポに戻してみてはどうだろうか?)
作者の意図に忠実であることは重要である。(たてまえ)
曲解してまで歌われている君○代って正直にゆーが大ッキライだ。
最近、「おふくろさん」の歌詞を変えて歌ったことを激怒されて
森進一が「おふくろさん」を歌えなくなっているが、すこし判る気がするな。
オーケストラ部が校歌を演奏する機会は、当時は新入生の入学式
私は4年ほどかけて少しづつ校歌のテンポを早くしていったのだ。
いきなり速くすると、お偉さん共がうるさいかもしれないし、歌を歌う合唱部が混乱するかもしれない・・・・
で、ほんの少しづつ速くしていったのだ。
卒業後、同じ医局に入局してきた後輩に聞いてみた
「校歌のテンポ、少しづつ速くしていってたの気付いてたか?」
「・・・・・・・・。」
どうやら、誰にも気付かれずに校歌を早くすることに成功していたようである。
もう、してやったり。
現在は私が演った時より速いくらいになった、大成功。
そりゃあ中途半端に遅いくらいならスコアどおりに演ろうと思うことだろうな。
私があの大学に残した唯一の実績であろう。
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