岩手医科大学英気演奏会の指揮者が変わった
指揮をするのはFg.でもトレーナー(学生指揮)でも先輩にあたる梅杉さんである
ここで書いてしまうのもアレだが指揮者になるにあたって色んな愚痴を言っていた
思い悩むことが多すぎたのだろう
まあ、思い悩まないでやるような奴は軽蔑に値するけれど
そこら辺の色々は省くが今年は指揮者として舞台に上がる
そして、曲は「悲愴」 チャイコフスキーが一番愛した交響曲と言われる「悲愴」である
何を考えているのか・・・Fg.パートは現役が居なくなったばかりである
つまりFg.は経験豊富な後輩が突然入らない限り現役は吹けない
Fg.の後輩から「何も悲愴だけが特別難曲なわけではないと思う」 とのメールは来た・・・
若い、「悲愴」に限っては難曲だと断ずる
色々理由があるが、一番の理由はウチのオケでやった事がない事だ
OBというのは必然的に練習時間が少なくなる
音楽に現を抜かす時間がない
なので、過去の経験というのが必要になる (これもネックで、過去をそのまま持ってくるやつが居るが・・・)
少なくとも指が回るだけで救われるのは事実だ
加えて言うなら「悲愴」のコンサートを観た事があるのだろうか?
Fg.プレイヤーにとっての悲愴は特別である
「いつかは悲愴」と言われるくらいだ
最初からのソロ 低音の死んだ音でやらなきゃならない
そして最初にソロをやるわけだからその曲の「顔」になる
演奏が終わって最初に立ち上がり喝采を受けるのはFg.の1stプレイヤーだ
・・・それが現役じゃないとか
そんなんで良いのか?と
そんな選曲されてる時点で梅杉さんもよく断らなかったものだと
これは正直に心の底から思った事である
後輩からのメールには(まあ社交辞令だろうが)ご助力をどーのと書いてあったが
残念ながら、そんな実力は既にない
猛練習すれば指は回るようになるだろう
が、盛岡まで合わせに行くのにどれだけの金と時間が必要か
そこはまあ、盛岡近辺に残ったOB達であんじょうよろしゅうに
・・・と言っておく他なかったな