前回の続き 演奏会当日である
楽譜についてきた手紙には、礼服でないスーツ着用と書かれていた
もともと私は普段の服装が、背広のジャケットとスラックスである
それにワイシャツとネクタイでOKな筈なのだが、折角だからと別にスーツも持っていったのだが、それが失敗だった
仕事が終わって慌てて出掛けるハメになるのは目に見えていた筈なのに・・・
荷物の中にはワイシャツが入ってなかった
しょうがないので、ワイシャツなしでリハーサルをやる 偶然ダブルのスーツだったから寒くはなかった。
二十数名が小さな舞台の上で演奏する 木管楽器のみの演奏会
フルートは金属で出来ているので金管楽器と勘違いしてる人が結構居るが、あれは紛れも無い木管楽器である。
簡単に言えば「笛」が木管 「ラッパ」が金管楽器だ
ちなみにホルンは基本的には金管楽器なのだが、木管楽器に分類されることもある
簡単に説明すればホルンは「Horn」と書く「ホーン」 つまり「角笛」が元である
笛なので木管と理解すれば早かろう 綺麗な音だと木管ぽい音に聞こえる
中学生の頃はこんな簡単な事に気づかなかった、バカだな私も
で、リハーサル和久井先生が
「コントラもっと効かせて欲しいなぁ」
と、いうことでなぜか舞台の中央に座るハメに・・・
コントラFgなんて、隅のほうでコソコソ隠れて吹いてりゃあいい楽器じゃなかったのか?
でも、普通のオケと違って最低音はコントラFgだけなのでイヤな予感はしてたんだよな
だれかバスクラリネットでも持ってなかったんですか?
なぜかスゲー目立つトコで楽器吹くハメになったがなかなか気持ちいい
中央から低音響かせると快感だった
他の面子も側にコントラFgがあるなんて初めての経験だった事だろう
気持ちよく吹けました リハまでは・・・
その後、楽器を置いてシャツを買いに行く
安いスーツ屋があると、地元のK・田村先生に聞いて・・・
生来方向音痴な私
ようやく店を見つけて900円のシャツを買う 今後もこれは着てやるっちゅーねん、もったいない
で、ホールに戻ると既にほとんどの奴らがメシを済ませてやがった
遅れてきた同じ大学の後輩と共にメシ食いに行く
4年ほど会ってなかった間の情報が色々とさくそうした
で、次回 ホールに戻って演奏が始まるところからです
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