ホールに戻り少々音を出す
演奏会場はなんだか古びた元々は銀行だったとかいう建物だ
控え室で音を出すと客席に聞こえてしまうので、演奏が始まると音は出せない
今回は3つのグループがアンサンブルを行う。
最初の団体では学生時代にOb吹いてたやつがFg持っててビックリした。
Fgやってると噂には聞いてたが、アンサンブルやるほどまでになってやがったか。
まだまだ上手くはないな、と思ったが・・・
考えてみればあんな長い曲は今の私では吹けないかもしれない、あっという間に追い抜かれているような気分であった。
次は主催者のK・田村君の団体 沖縄からのメンバーまで居る西日本チームだ
ドヴォルザークのアメリカをやると聞いていた、有名な曲だし期待していたのだが・・・
なんつー上手さか・・・
K・田村先生 学生の頃よりも磨きがかかってないか?
現役で医者やってて、ここまでFgが上手いヤツはおそらく日本でもそう居ないだろう。
ちなみに彼は後輩なのだが、「格」は彼の方が相当に上である
私はズ~ッとうだつの上がらない先輩だ
こんな演奏会や宴会を主催してくれたり、彼が居なければ我々はこのような楽しい時間は過ごす事はできない。
わたしはせいぜい彼にお歳暮贈るくらいしかできないが、今年はそれもやらなかった
この上、恩知らずにまで成り果てたか・・・
世間では医者不足が叫ばれている中、必要以上に上手い「アメリカ」が終わる。
TV局が嗅ぎつけていたら、その上手さは「仕事もせずに趣味に現を抜かしている医者達」として、報道されていたかもしれないくらいに上手かった。
15分の休憩の後に東京の団体がアンサンブルを行う。
しかし、これが終わったら全体合奏なので裏手の楽屋で聞く
壁にこんなサインがある楽屋
K・田村君に負けず劣らずFgが上手い井之口さんの演奏ももっとじっくり聞きたかったものだ。
なんであんなに上手いかな、この人達って・・・
かなり練習してるんだろう、後から聞いたがオーボエの奈良君は手術室で練習してただかなんだか・・・そこまでするか
そろそろ終わるかな~という頃にケースに入れておいた楽器を取り出す
コントラFgという楽器は大きくて重い、重さはチューバ以上だ。
なので、立掛けるための「スタンド」があるのだが、流石にそんな物まで運んでいたのではやってられないので今回はスタンドはなしだった。
なので、床上のケースの中にしまっておいたのだが・・・
これが悲劇をもたらしてしまう。
長くなったので次回に続きます。
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