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富山県射水市 ほたる野歯科医院 院長ブログ  「この院長はこう語った」

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発見

先日来の雨、加えて少々夏風邪をひいてしまった。
そんなわけで、サボりがちな太極拳の練習がさらにサボりがちに・・・
なってはいけないので部屋で音楽を聴きながらやることにしてみる。
曲は「ブラームスの1番」CD出しっぱなしだったのだ。

最初にやるのは 站椿(たんとう)簡単に言えば中腰で立つものだ
こんな表現ではいささかアレだが・・・これが基礎の基礎である。
 
正直にこの站椿って好きじゃない。
空気椅子なので辛いのだ、それでも合宿などでやってる最中は師匠が悪い箇所を指摘して治してくれるので最高40分やったことがある。
その時はそんなに時間が経っていたのに全く気づかなかったくらい気持ちよくやってたものだ。
1時間以上やるような方も居られるらしい。
一人で寂しくやる最近は十数分がいいトコだ、20分やることは少ない。いかんなぁ・・・
 
兎も角も、やり始めるが・・・やってる最中に電話がかかる。
家の中の練習では良くあることだ。
いったん中止して電話、
その後何気にスピーカーに対して後ろ向きになってやってみる。
 
私は普通、そんなことはしない。
5.1チャンネルのステレオである。
聞こえるべき音が左右からバランスよく聞こえてくるのがいいのだ。
この時は何気にやってみた、すると・・・
 
ステージの上にあがっている時の感覚に近くなる。
かけていた曲も「ブラームスの1番」
ついこないだ演奏会でやったばかりだ。
なので、なおさら記憶が鮮明だったのだろう。
 
考えてみれば、客席から聞くときは低弦が右、高弦が左から聞こえるものだ。トランペットも左に居るし、チューバは右側に居る。
右が低く、左が高い風に聞こえるものだ。
だがステージ上の演奏者はその逆、左に低音 右に高音がいる。
後ろ向きになったが故にそれに近くなったのであろう。
 
むう・・・長いこと音楽やってて気付かなかった。
これが現役の頃なら、指揮する時は普通に聞いて、
演奏者としての感覚を知りたいときは、後ろを向いて聞いてれば良かった訳か・・・
今度後輩に会ったら言ってみよう。
まあ、私が学生時代に家にあったのはステレオじゃなくて「ラジカセ」だったけどね・・・
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