エリの歴史 番外 ポメラニアンのヒメ

実家でエリの来る５年程前か、ポメを飼っていた。

オレンジセーブルの綺麗なポメ　名前はヒメ

私が高校２年の頃にウチに来た。

以来14年・・・・ずっと家にいてくれた。

大学進学で、家を離れたが　私が帰ってくると誰よりも喜んでくれたのが懐かしい。

我が家は広い。なのであまりサンポの必要はないだろうと、家の者はヒメを時々しか散歩させなかったが　私は必ずさせていた。

そのうち、私が帰ってくるとサンポをせがむのだ。その顔に負けて、疲れていてもサンポに行った。

私はこのヒメの散歩にリードは使わなかった。現在はリードを使わないことにとやかく言われがちだが、本当に必要なかったのだ。

まず、田舎で人通り、車通りが極端に少ないこと。

そして、このヒメ　散歩中は行儀良く道の臭いをひたすらクンクンと嗅ぎ、決して駆け出したりはしないのだ。そして、言うことをちゃんと聞く。

なによりも、私より前に出ようとしないのだ。いったい何者か・・・と今になって思うが。

ちなみにエリはリードなしでは恐くてダメ。なぜこんなに性格違うのだろう、血統の差？

エリも決して悪い血統ではない、むしろいいほうだと思うが・・・・

こーゆー話は好きじゃないが

ぶっちゃけ１８年前なのにエリより１０万高価かったしな、しかもペットショップのオバちゃんは

「あの時はあまり儲けが無かったけど、それでもお宅とは一生の付き合いが出来ると思って・・・・」

と、ゆーてたし。

６ヶ月で家に来た時にトロフィーがついてきた・・・・・あのトロフィーいったいなんだろう？

鳴り物入りで家に来たヒメ、名前は血統書のままだ。たしか・・・

ファンシー　ヒメ　オブ　アスタルテ　キングダム
なんだか偉そうな名前でしょ大佐さん

他に名前つけようとも思ったが、あまりにも名前の通りだったのでそのままヒメとなったのだ

さて、ウチに来てからは甘やかしまくった。ある日ドッグフードに嫌気がさしたのか、ハンストを起こし始めた。しかも食器を鼻でエイッエイッとはじいている。

それ以来、人の食べるものを食べさせるようになってしまった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく