合気道の達人と謳われた渋川剛気、もとい塩田剛三という方である。
ここまで理解不能だと、みる目の無いものであればインチキな見世物に感じるかもしれない。
私ごときも見えてるワケではない。
が、ずいぶん昔に見たときには視えなかったものが今にして(少々)視得る。
この方・・・とっても「ゆるい」
普通に立っている姿勢だけでもずいぶん「緩い」。
前回書いた「遊び」の部分が多いように思える。
同年代の達人、大東流合気柔術の佐川幸義という方がこうおっしゃっている。
「私は力みを捨てたときに本当の力が出てくる事を発見した。
その力を仮に 透明な力 と呼んでいる。」と・・・
(この、佐川幸義さんは誤解を招きたくないとの理由で、自分の技を映像には収めさせなかったらしい)
ちなみに、佐川さんの師匠は武田惣角という方で、塩田さんの師匠の師匠である。この二つの流派は親戚のようなものだ。
太極拳でも、とにかく「緩む」ことを口酸っぱく言われる。
事実、私は先生の及川重道老師を「押す」ことが出来ない。
先生はなんだか「緩く」てグネグネして、私の力が無力化されひっくり返されてしまう。
そしてこの間、指導を受けたとき・・・
治されると姿勢が緩み、身体の可動域が広がったのを少しだけ感じた。
合気道や合気柔術・・・
太極拳との共通点も多いのかもしれないな~と思ってみたりした。
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