私はその時 岩手にいた。
母校 岩手医科大学の管弦楽団 その定期演奏会に出演させてもらう
そのために1週間泊り込んで楽器を練習していた。
仕事は辞めたばかり、1月には開業だ それまでのほんの少しの休みである。
学生時代を含めて10年も東北にいたくせに、有名な平泉には行かなかった。
いつでも行ける・・・そう思うとなんとなく行かないものである。
そして、その未練をひきずっていた。
1週間、楽器の練習だけしていてもしょうがない、飽きる
学生たちは日中は授業で練習場には来ないし・・・
(たまに来てたやつがいた、留年するぞ)
そんな訳で、ある晴れた日に行ってみたのだ。
やはり、岩手にいたくせに行ってないってのは恥だろう。
結構長い時間 電車に揺られていく
岩手は広い、四国が1つ入るくらいの面積がある。
ようするに未開拓な土地なのかもしれない。
鈍行列車に揺られる旅もいい。
のんびりした気分が久しぶりに心地よかった、仕事辞めてないと得られない感覚かも・・・
1時間以上経ったかな?到着した。
駅前には平泉の地図がある、流石は観光名所だ。
見てみるとそんなに広くない、タクシー使ってもそんなに高くはつかないな
そう考えていたが良いものを発見
レンタル自転車があった。
早速借りて観て回る、 しばらく収入がないことだし。
最初は中尊寺
藤原3代のアレだ・・・ミイラ見てみたかったものだ。
ちょっと昔に、実は馬の骨が埋まってるんじゃないかと言われたらしいが。
1ヶ月断食して身を清めた坊さんが、藤原三代の・・四代か ミイラを掘りだしたとか。テレビで視た
観光用のイヤホン付けて歩くと説明が流れる。至れり尽くせりであった。
ここは月見坂
その後、ほかも見て回る・・・
よかったのはここ、義経堂だ。
義経最期の場所 弁慶が立ち往生したのはここなのかなぁとか思いつつ観る
実は私、小学生の頃に初めて興味を持った歴史上の人物が源義経である。
それなのに今までここに来てなかった。
義経堂の横はこんな風景
なんかすごく忘れられない眺め、
900年程も昔 義経もこんな眺めを楽しんでいただろうか・・とか思う。
他にもいくつか見て廻る、そんなことしてるうちに帰りの電車の時間が迫っていた。まだ毛越寺(もうつうじ)観てないけどしょうがない、急ごう・・・
久しぶりに自転車急いでこぐ
明日は内股が筋肉痛か?高校時代は学校まで片道8キロ以上往復してなんともなかったものだが・・・劉玄徳の髀肉之嘆ってやつを味わうのか?
しかし、なれない道でなれない自転車 時間がない・・助けてチャグマオー
注:チャグマオー(秋田のネイガープロジェクトに乗じて最近登場した岩手のヒーロー チャグチャグ馬こがネーミングの元 いい名前だと思います ちなみにこの時はまだいない)
間に合いませんでした・・・
電車を見送る私。
で、いい機会なので毛越寺も見に行くことにした
次の電車まで1時間ほどだったか?そんなに時間要らないよな~と思ったが・・・
ここが一番すごかった・・・
間に合わなくて本当に良かった・・・後悔するところでした。
なんていうか壮麗・・・美しい。
他に行かなくてもここは行っておいたほうがいい、絶対。
昔の貴族が優雅な宴会でもするのに使うようなそーゆー・・・
絵にもかけない美しさとはこんな感じか?
堪能しました
で、駅前の店でビール1杯飲んで盛岡に帰りました。
また行ってもいいな・・・平泉。
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