ちなみにバアちゃんは大浴場には行けないと思って内風呂の2つ付いた部屋を奮発していた
一つはこのように露天になっている
・・・が、周りにはフナ虫だらけだったという
虫苦手な人はダメかもしれん
兎も角もゆっくりと温泉を楽しむ 大好きなサウナも
風呂に費やす時間は短いがサウナでたっぷり汗をかくのは好き
風呂上がりに家族の部屋へ行き早速冷蔵庫の中のビールを出して飲む
値段の事は全然気にしないで飲んでしまったが 大びん1本840円
普通なら生の大ジョッキも飲める値段だった
その後夕食の6時半まで館内をブラつく 色んな物があって面白かった
気付くと6時40分 ホストが遅刻してどうする
遅れて夕食の運ばれる部屋へ
多田屋さん 脚の悪い老人が居た事で気を効かせてくれたらしく
当初の部屋ではなくて、空いていた隣の貴賓室にテーブルといすを用意してくれた
「かがり火の部屋」らしいのだが、この日は雨でかがり火が炊けない模様
満を持してこの部屋選んで雨だったらヤだな・・・
この時、皆浴衣等に着替えて来た
弟も着替えて来たのだが、間違って女物の浴衣を着て来ていた
丈も短かったとかそんな
仲居さんの説明の時に話し込んでいたからなのだが
仲居さんに「だから説明したのに何も聞いてらっしゃらないから」
とか言われる始末
良い笑い話になってしまった
弟も着替えて来て準備万端 宿から写真撮影のサービスがあった
至れり尽くせりだ
挨拶など形式ばった事も一応済ませてようやく食事 食べはじめたのは7時頃になってしまった
しかも、古希の紫の帽子とチャンチャンコを用意して貰ってたのだが
席に着いた親父はしっかり座布団にして尻に敷いていたとかそんな・・・
折角のお計らいをギャグにしてしまっていた
料理である
はじめに特製の甘夏酒で乾杯 アルコール入ってんのか?という程度の物だった
そして、蒸しアワビと順才の冷たい茶碗蒸し 小八目の南蛮漬け 海老艶煮 鰤のぬか漬け等
そして吸物、紅白餅の入った雑煮 鶴の大根と亀のシイタケが入っていた
ダシがしっかりしていて薄味でも美味い ウチは薄味なのでこんなのが好き
ここで7時10分ふと窓をみると夕日がすごく綺麗だった
この旅館の売り物のひとつのようだが、こんな景色見られただけでも来て良かったと思う
次は造里 富山から来ても刺身が美味い
特にイカが美味かった 純米酒ととても合う
マグロのトロなんて赤ワインともピッタリだった
コレでようやく半分くらい
焼物はのど黒雲丹焼と、能登牛の炭火焼き
量抑えてくれなかったら吐いてるだろう
煮物の鯛の荒炊きは行儀悪く食べるほど美味い
そして酢物にカワハギ 薄造りと肝
もう最高である
ハギの肝は以前に犬会で食べたのも美味かったなぁ・・・
これでもう食べられないかと思ったが、鯛赤飯なんて出てきたらしっかり食べられてしまうものだ
料理長は30半ばの人だと云うが、大したものである一流だな
シェフを呼べと言いたかったくらいだ
2時間かけて食べる 食べ終わったら9時だった
バーなどで飲みたかったのだがもう液体すら入らない
ご馳走様でした