去年の年末のニュースだが、不況の影響か、歯科医院の実に4割が患者数が減少したといい、もう4割が変わらない、という答えだったという。
皆、軽い痛み程度では歯科医院に来ないのが現状らしい。
不況というのも手伝っているのだろう、確かにウチにもその影響は見られる。
例えば、HPの方をみて頂ければ判るのだが、白い被せ物にポーセレンとハイブリッドの2種類がある。
去年はポーセレンを入れる人がこれまでになく少なかった。
代わりにハイブリッドの注文の方が多くなった、
これは、ほたる野歯科医院のハイブリッドは他院に比べて少し安くなっているからかもしれない。だって良い物入れてあげたいではないか、なので(少々きっついが)安くしてあるのだ。
まあ、そればかりではなく歯科医院に来たくても来る事のできない事情も見え隠れしているのが事実だ。
正直に言うが、保険さえあれば、お金は後回しにして先に治療してあげたいと思っているくらいである。
だいたいこじらせた虫歯って治療がタイヘンだし、よけいに高くつくのだから・・・
随分前に受けたセミナーで聞いたが、人が一生のうちに歯医者に使う金額は
だいたい60万円くらいなのだそうだ。
これは、キチンと定期健診や予防処置を受けて、一生自分の歯で噛んでる人も
いいかげんでハミガキせず歯医者に行かず、全部抜く事になって総入れ歯になる人も変わらないのだという。
同じ金払うんなら・・・
一生自分の歯で噛むのかいいと思うか
なるべく歯医者に行きたくないと思うか
考え方が分かれるのだろうか?
もう一昨年になるか?
9ヶ月かけて治療をした患者さんが居られた。
治療しなかった歯は1本だけで他は全部手をつけた。
総額14万 要するに人生で歯に使うお金の1/4くらいをかけて直したワケだ。
でも、不況でこれだけのお金をかける事のできない人ってのが実際に居られるのがなんともつらい事だ。
そんな中、我がほたる野歯科医院は、来院数は増えてくれていた。
理由は、まだ開業して若い医院な事と、もともとそんなにクソ忙しくない事と、
判りづらい場所にあるのがようやく認知度が高まってきたこともあるかもしれないが。
いずれにせよ、有難い事だ。
こんな営業外な本音のブログ書いてながらよくアップしたものだと思ったりする。
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