口臭の原因は、一般には口の中の菌の臭いであると言われる。
事実、私たちの仕事では、口臭を主訴に来院される患者さんも少なくない。
そして、多くの場合は、歯石を除去し口腔内のクリーニングを行うことによって改善する。
しかし、すべての患者さんが、これで治るわけではない。
口臭というのは、自分自身で気づかないことが多い。
他人に言われて初めて気づき、急いで来院される・・・そんなケースが一般的だ、そしてこれは治しやすい。
しかしながら、人に向かって
「あんた、口が臭いよ」
と、言ってしまうのははばかられるものである。
言うのは、それが言える程親しい仲か、或いは嫌なやつかどちらかではないか?
だが、指摘されて治るんだったらまだ良いのである。
治らないケースもある。
例えば、「どうも口臭がするんです」と気にしすぎる人・・・
しかし、他人には何も感じない事がある。
これは、自分の声を録音して聞くと、別の人の声に聞こえるような物だと説明する事が多い。
自分で感じるのとは違う物なのである。
と・・・何度も口酸っぱく説明してるのにどうしても納得しないのも居る。
これはもう、神経症とかそんな・・・
他にも、蓄膿症や消化器系や呼吸器系の疾患が原因の口臭もある。
流石にこれは歯科では治せないものだ。
他には、実はワリと最近知ったのだが膿栓と呼ばれる物がある
俗にくさい玉と呼ばれているらしい。
扁桃の表面にできるニキビみたいな物で、細菌の死骸や、壊死した細胞片
または食物カスなどが正体であるらしく、これがとんでもない悪臭を放つらしい。
だが、コレって大学の授業で教わった記憶がとんとない。
母校は医学部もあったので、医学部の先生が授業に来ていたのに耳鼻科の時間に聞いた記憶がないのはなぜだろう?
私がサボッ・・・もとい、急病で授業を欠席した時にでもやったか?
でも、電話で確認した他の奴らも知らなかった模様。
口臭に関係あるんだからちゃんと授業してくれよ、目ん玉飛び出るくらい高い授業料を搾取してるくせに。
で、医学部に編入した同級生に電話で聞いたところ
やはりこれが原因の口臭がけっこうあるとか・・・
「歯科で、それを見つけた時の対策は?」
と質問したら。
「耳鼻科に依頼する」
だそうです。 無力だ・・・
あくまで民間治療での予防策としては、お茶でうがいをする事らしい。
カテキンとかが有効だそうで・・・
お茶って言うのは私も良く薦めている。
カテキン、タンニン、フッ素等を適量含むので殺菌効果が高く、虫歯予防にもなかなかに適している。
しかし、調子に乗って茶渋を多くつけるのはアレだ・・・
そうなると歯垢がつき、歯石がたまりやすくなり、歯周病に・・・
お茶をよく飲み、定期的に歯医者でクリーニングする。
一番良い口臭予防じゃないかな?
ほたる野歯科医院は 富山県 射水市の歯科医院です
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