最近めっきりセミの声も少なくなってきた、秋になったのか 残暑厳しいが。
セミは生涯の殆どを土の中で暮らし、地上に出るのは1週間・・・とてもはかないと世間一般に言われているが、私は全くそんな風に考えられないのだ。
なぜ、そんな風に世間は考えてるのだろう?地上で暮らすのが当たり前なのは人の価値観なだけじゃないだろうか?
だいたい、平均的な昆虫の寿命をみても 殆どの昆虫は1年である。
セミは昆虫の中では指折りの長寿なのだ。
そして、地中での生活が長いのだとしたら・・・
セミの本来の姿は、地中で生活している時の姿 要するに人が「幼虫」と呼んでいるアレだと考えたほうがいいのではないか?
「幼虫」不完全で「成虫」は完全なのか?それは人の価値観
地上に出るのは、寿命が近付いた為に最後に一仕事する為のもの。
セミにしてみれば、もう2度と楽しかった地中には帰らない。
片道分の燃料しか積まずに特攻していく兵隊の気分に似てやしないだろうか?
「御国の為に」ではなく
「種の繁栄の為に」って・・・
世の中には17年ゼミというのが居るとか。
17年間地中で暮らし、地上に出るのは死ぬ間際
コレを聞いた時、かなり驚く。なんて幸せなセミだろうと思ったものだ。
その後、TV番組で「こんなセミがいる」とやった時、
17年も地中で暮らし、セミでいられるのは1~2週間のはかない命・・・
見たいな事を言ってたが、なんでじゃ。
犬でも17年生きられるのは少数だろうが。
発想の転換がチープな人達だなぁと・・・
強く思ってしまうのはおかしいことかな?
地上に居る価値観、「成虫」が本来の姿だと考えるのはおかしい。
セミの場合は本来の姿が「幼虫」で死に際の死に装束こそが「成虫」であると・・・こんなことを小学生の頃から思ってた自分は価値観のずれてた人間だろうか?
ちなみに、1週間しか生きられないと言われるが
実は捕まえた場合そうなるのであって、野生のままだと1ヶ月は生きるらしい。
そう考えると、気軽にセミ取りする気にはあまりなれなかったり・・・
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